《志村どうぶつ園》白井家新疑惑「モルモットが愛犬に噛み殺されました。テレビには“替え玉”が…」ボランティア内部告発

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【志村どうぶつ園のタブー告発】白井家が死んだ愛馬を庭でバラバラに違法解体「フルハートは2度死んだ」 から続く

番組スタートから16年目を迎える人気番組「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)。動物との触れ合い企画や、動物保護の活動などを取り上げ、2012年には日本PTA全国協議会による「保護者が子どもに見せたい番組」で2位に選ばれている。

そんな同番組の人気コーナーとして2018年から放送されているのが、浜松で馬やヤギら40匹以上の動物と、家族5人で暮らす「白井家」だ。身寄りのない動物を引き取り育てている。白井家は、子どもたちから“神”と呼ばれる母親の由紀子氏を中心に、動物の飼育に悪戦苦闘する様子が人気を博している。なかでも長男・鴻明氏、次男・迅氏は「イケメン大学生兄弟」として熱烈なファンも多い。

2018年9月1日白井家長男Twitterより

しかし、その飼育現場では様々な問題が発生している。これまでに「週刊文春デジタル」では、白井家の“ ヤギへの落書き行為 ”や“ 悪臭によるご近所トラブル ”、“ 愛犬の殺処分危機 ”、“ 1回15万円の写真撮影会 ”、“ チャリティー詐欺疑惑 ”、“ 愛馬フルハートのバラバラ解体 ”などの問題について、計4回に渡って報じてきた。

複数の動物を飼ったはいいが面倒をみきれなくなる「多頭飼育崩壊」が社会問題化する現在、影響力の大きい人気のテレビ番組に出演する白井家の「不適切飼育」の実情は真相を究明すべき重要な問題だ。しかしこれらの報道に対して、現在に至るまで白井家や日本テレビから納得のいく回答は得られていない。

「いまだに本人やテレビ局から事態の説明や謝罪は一切ありません」

報道を受け、白井家は番組から姿を消していた。番組関係者は「12月14日に放送された『天才!志村どうぶつ園』の2時間スペシャルに、人気コーナー『白井家』は登場しませんでした。これまでの数々の“報道”を受けて、放送を見送ったようです」と語った。

しかし、年明け1月11日の番組では、白井家のコーナーが何事もなかったかのように放送された。この対応に、迷惑を被ってきた近隣住民たちは怒り心頭だ。

「あれだけ不適切な飼育や近所トラブルが報じられたのに、いまだに本人やテレビ局から事態の説明や謝罪は一切ありません。むしろ『文春の記事は無視するようにテレビ局から言われている』と吹聴していました。こんな近所で馬が解体されていたなんて、病気も心配ですし、気味が悪くて耐えられませんよ。本人はSNSでご近所とは仲良くしているようなことを書いていますが、何も変わっていません。何事もなくテレビに出演し続けていることで、不信感は増しています」(近隣住民)

ペットショップで売れ残ったモルモットを引き取った

そしてここへきて、またしても白井家に新たな疑惑が浮上している。ボランティアのAさんが、事の次第を打ち明ける。

「2月の上旬、私が白井家を訪ねると、2匹の可愛らしいグレーと茶色のモルモットがゲージのなかからこちらを見上げていました。その日、白井家には(次男の)迅君だけがいて、『ペットショップで値引きされているのに売れ残っていて、このままだと処分されるっていうから引き取ったんだ』と話していました。愛おしそうにモルモットに微笑みかけていた。迅君は幼少期にも動物園で繁殖し過ぎたモルモットを引き取り育てたこともあったそうで、優しい彼らしいな、と微笑ましく思いました」

“2000円で救った命”がわずか1日で……

2019年2月8日、由紀子氏もSNSに写真つきで引き取ったモルモットを紹介している。写真にうつっているのはグレーのモルモットだ。

《悩んだ末に新しい子迎えました! 2000円で救える命でした じん君担当だよ! 家ではコウロギがそこら中に逃げ鳴いてます トーマス(※編集部注 白井家の愛犬)は相変わらずぐうたらー(略)》(由紀子氏のfacebookより)

しかし、その日の夕方に事態は急変する。

「白井家で作業をしていると、迅君が慌てて駆け寄ってきたんです。顔面蒼白で、今にも泣き出しそうな顔でした。『どうしよう。トーマスがモルモットを噛んでしまった……。病院へ連れていきたい』と。急いでリビングに向かうと、テーブルの上に小箱がありました。小箱の中には先ほどまで元気にケージ内を走り回っていたグレーのモルモットがピクリとも動かず、目を開けたままぐったりとした様子で横たわっていました」(同前)

大型犬に襲われ、手の施しようがない状態だった

トーマスとは白井家で飼われているラブラドールレトリバーで、体重が40キロほどある大型犬だ。Aさんが呆然としていると、迅氏がこう説明したという。

「家で放し飼いにされているトーマスが、玄関にいたグレーのモルモットを見つけて襲ってしまったということでした。小さなモルモットが襲われてはひとたまりもありません。迅君も私もなんとか救いたいという一心でしたが、モルモットはすでに虫の息で、動けなくなっていました。手の施しようがなく、十数分後にはリビングで息を引き取りました」(同前)

迅君はスコップを片手にモルモットの亡骸を埋葬

Aさんもモルモットの死に心を痛めた。その日、由紀子氏やほかの家族は不在だったため、迅氏と2人でその死を悼んだ。

「迅君は私にグレーのモルモットの最期の姿を見せてくれました。迅君は1人でスコップを片手に家の裏手にモルモットの亡骸を運び、穴を掘って埋葬していました。悲しそうに肩を落とした後ろ姿は、忘れられません」(同前)

しかしAさんは3月2日に放送された「天才!志村どうぶつ園」を観て、言いようのない違和感におそわれた。

「由紀子さんが見たことのないモルモットを抱いていた」

「(3月2日放送の番組では)由紀子さんが茶色とグレーの2匹のモルモットを抱いていたのですが、グレーの方は見たことのないモルモットでした。迅君は自分の好きな食べ物にちなんで、グレーのモルモットを“おもち”、茶色のモルモットを“きなこ”と名付けていました。モルモットを引き取った理由をスタッフに尋ねられ、迅くんは『ペットショップの売れ残りで、だんだん値引きされちゃって3月くらいまでに飼い手が現れないと処分されると言われて飼うしかないと』と説明していました」

由紀子氏がFacebookに投稿した亡くなってしまったモルモットと、番組に登場した“おもち”を見比べてみると違いがよくわかる。亡くなったグレーのモルモットは全体的に色が濃いが、おもちは色が薄く、鼻先には亡くなったモルモットにはなかった白い柄が確認できる。明らかに別のモルモットだ。

Aさんが続ける。

「この撮影はいつ行われたのでしょうか。グレーのモルモットが亡くなる前だったとしたら、生前のグレーのモルモットが登場するはずだし、亡くなった後の撮影なら茶色の“きなこ”だけをテレビに出せばいいだけのことです」

テレビに映っていた“おもち”は“替え玉”だった?

Aさんが続ける。

「由紀子さんは、グレーのモルモットが亡くなる前に、生前の写真をSNSにアップしています。だから、茶色いモルモットだけがテレビに出ていると不自然に映ると思ったのではないでしょうか。それで慌てて亡くなったグレーのモルモットに似た“替え玉”を手配したんじゃないか……。そうであってほしくはありませんが、それ以外の理由が見つからないんです」(同前)

テレビで“おもち”と紹介されていたモルモットは“替え玉”だったとAさんはみている。

「もしそれが事実なら、テレビ撮影のために死を隠蔽し、似たモルモットを探してくるというのは命に対する冒涜です。白井家には本当に動物たちへの愛はあるのでしょうか。ペットショップから引き取られ、わずか数日で噛み殺されたモルモットを思うとやりきれません。そのままペットショップにいれば、親切な飼い主と出会えたかもしれないのに……」(同前)

対策が講じられることなく、次々噛み殺されていく小動物たち

“モルモット替え玉疑惑”は他のボランティアスタッフの間でも話題にのぼっていた。ボランティアスタッフBさんは「“替え玉”も問題ですが、白井家の飼育環境も深刻です」と語る。

「そもそもモルモットを噛み殺したトーマスは、過去にも咬傷事故を起している。近隣住民の方が被害に遭って、由紀子さんも謝罪しています。保健所からも再三に渡り指導を受けていて、殺処分危機があったことは 週刊文春デジタル でもすでに報じられていますよね。

実は、トーマスが小動物を噛み殺してしまったのは、これが初めてのことではないんです。2018年秋頃にも、トーマスがウサギを噛んで死なせてしまう事故がありました」

Bさんは「かと言ってトーマスが悪いわけじゃないんです」とも訴える。

「しつけが行き届いていないトーマスを、小動物に接触できるような場所で飼育していたことが問題なんです。白井家ではトーマスによる事故だけでなく、2018年夏頃にはオスとメスのウサギを同じゲージで飼育して、知らない間に生まれた子ウサギが死体で発見されたこともあります。

モルモットもウサギも死ななくてもよかった、救える命でした。しかしそれを反省することなく、白井家が対策を講じているようにはみえません。何度同じことを繰り返すのか……。白井家で飼育されている動物たちが心配でなりません」

専門家は「しつけをしなければ犬はモルモットやウサギを食べます」

動物研究家のパンク町田氏に白井家の飼育環境について質問をしたところ、「しつけが不十分な犬と小動物を同じ空間で飼うのは非常に危険」だと解説する。

「 まず当然のこととして、しつけをしなければ犬はモルモットやウサギを食べます。元々、先祖はオオカミですから。しかしともに暮らす人間が、犬にモルモットやウサギを食べ物ではないときちんと教えてしつければ食べません。飼い主の飼育技術がある水準に達していれば、モルモットやウサギにも危害を加えずに安全に飼育することは可能です。

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普通の感覚であれば、一度犬が小動物を襲う事故がおきたら、同じ部屋で飼わないとか、犬に壊されない頑丈なケージを用意するなどの対処をするのが普通です。今回のケースは、自分の犬に対する飼い主の過信が引き起こしたと言えるでしょう」

噛み殺されたモルモットの差し替えや、これまでに白井家で過失によって小動物が死んでいることについて日本テレビに事実関係を確認したところ、文書でこう回答があった。

「日本テレビとしては、そのような事実は把握しておりません」

自宅前で由紀子氏を直撃

2月1日に白井家へも質問状を送ったところ、文書で回答があった。

《全て事実ではありません。「正確に報道するために」と仰るのであれば虚偽記載の記事を掲載するのはお控えください。心当たりがありませんが、「証言、物証」があると仰るのであれば、せめて「証言」「物証」の具体的な内容と掲載しようとしている記事の内容を「正確に報道するために」事前にお見せください。また、一方的に、〆切を設定しないでください》

証言や物証をもとに、改めて事実確認をするため浜松にある白井家へ向かった。インターホンを押すと由紀子氏本人が対応した。

――モルモットの件でお話を伺いにきました。

「すみません。今から英語のレッスンで出かけますので……」

――後日でも構いませんので、お時間とっていただけませんか?

「どういうご用件ですか?」

――モルモットの死について心当たりがないとのことで、事実確認させていただきたく、由紀子さんの見解を伺いたいです。

「はい、前回もFAXをしましたけど、まったく違うことが書かれているじゃないですか」

――取材のお時間取っていただけませんか。

「明日ももう予定入っているんですけど。(明後日は?)またこちらから連絡させていただきます」

――モルモットが死んだ理由、該当するSNSを削除した理由(質問状送付後に削除)、大型犬と小動物を一緒に飼うことの危険性も専門家に聞きましたが。

「……モルモットは2階です。迅の部屋です」

――モルモットの事故があったときは玄関にいたという証言がありますが?

「……」

インターホンは切れたが、しばらくその場で待っていると、由紀子氏が自宅から出てきた。

――お答えいただけませんか?

「すみません。仕事に行かなければいけないので。また連絡します」

――いつくらいまでに?

「……ちょっと弁護士さんに相談しますので」

そう言うと、由紀子氏は車に乗って去っていった。

再度、由紀子氏に事実関係の確認を求める質問状を送ったところ、弁護士経由で文書による回答があった。

「貴社の質問状には、一見して、事実誤認だらけの『ご質問』が並んでおります。これに対する現段階のご回答は、通知人本人から2020年2月1日付でFAXをお送りした通りです。すなわち、全て事実ではありません」

白井家が「全て事実ではない」と主張するのであれば、なぜモルモットのSNSを削除したのか。数々の疑惑は深まるばかりだ。

2月8日(土)21時から放送の 「直撃!週刊文春ライブ」 では担当記者がくわしく解説します。

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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