F1新車”雑感”解説:レッドブルとは異なるコンセプト……アルファタウリ1号機の真価は?

トロロッソ改め、アルファタウリ・ホンダの1号車”AT01”が発表された。そのマシンはパワーユニットこそ姉妹チームのレッドブルと同じホンダ製だが、様々なコンセプトが異なる、独自路線のマシンになっているようだ。

トロロッソ改め、新生アルファタウリ・ホンダのニューマシンAT01が発表された。昨年までのメタリックブルーから、ホワイト&ネイビーのツートンカラーに大きく変更されたカラーリングが、ひときわ目を引く。そして、サイドポッドの前端下部に、赤い字で入れられた”ホンダ・ハイブリッド”のロゴが非常に目立っている。

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ではこのマシンは、昨年型STR14と比較するとどう変わっているのだろうか? チェックしてみよう。

マシンは発表会バージョンだと考えられるため、プレシーズンテスト初日には異なった仕様が登場する可能性はある。ただフロントウイングは、姉妹チームであるレッドブルのニューマシンRB16とは異なり、アウトウォッシュ(マシン外側に向けて気流を導くコンセプト)を採用。この考え方の部分で、一線を画している。

ノーズは、昨年型はコクピットから一直線で先端に繋がる形状となっていた。しかし、AT01ではノーズ上面がえぐられるような3D形状を採用。実測したわけではないものの、おそらく昨年型よりもノーズは全体的に低くなっていると考えられる。

フロントサスペンションは大きな下半角が付き、アップライトに直接接続されている。これも、トロロッソ→アルファタウリとしてはキープコンセプトながら、極力地面と水平にしようとしているように感じられるレッドブルとは異なる解決策と言えよう。また、ステアリングロッドはロワアームの位置に揃えられているようだ。

サイドポンツーンの形状にも大きな変更が施された。STR14では、前端上面は地面と水平に平らであった。しかしながらAT01は、その角が削り取られ、”なで肩”になった。その一方、サイドポンツーン直前には、より複雑な形状となった空力パーツが取り付けられ、後方へ向かう気流を制御している。

しかしサイドポンツーンがこれほどなで肩になったということは、マシンがより細く絞り込まれ、ディフューザーの効果を最大限に発揮しようとしているようだ。

リアエンドのカウルも、かなり低くなった。STR14ではエキゾーストパイプの高さまでカウルが覆っていた。しかしながらこれがぐっと低くなり、リヤサスペンションと同じ位置に揃えられている。これもサーキットによって変更されることになるはずだが、それでもこれほどカウルを小さくできるほど、内包する機器が小さく、コンパクトにまとめられているのだろうという兆候が見受けられる。

リヤウイングは昨年型に引き続きシングルアームのステーを採用。その最下端は、エキゾーストパイプを覆うように円形になっている。この円形の部分からアーム状のパーツが伸びているが、これが空力パーツなのか、サスペンションメンバーであるのかは、現時点では判断が難しいところである。

昨年はブラジルGPで2位、ドイツGPで3位と、2度の表彰台獲得を果たしたトロロッソ。チーム史上、シーズン中に複数の表彰台を獲得したのは、初めてのことだった。そしてアルファタウリと名称も新たにした今年、どんな活躍を見せるのだろうか? ホンダとのパートナーシップも3年目……姉妹チームであるレッドブルとはコンセプトが異なるものの、随所に積極的なデザインが施された、そんなニューマシンAT01であると言えよう。

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