韓国の新たなコロナ対策案、人権侵害への懸念の声も=ネットでも賛否

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2020年4月8日、韓国・聯合ニュースは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため隔離措置が取られている対象者にリストバンドを着用させる案が同国政府で議論されており、その実効性に関心が集まっていると報じた。

このリストバンドは、隔離者のスマートフォンと連動し、スマホから10メートル以上離れると監視モニターのアラームが鳴る仕組み。同国では隔離者が無断で外出する事例が増えていることから、これを防ぐための対策としてリストバンドの導入案が持ち上がったという。しかし、人権侵害が懸念されるとして論議が巻き起こり、導入は決まっていない。

リストバンドの導入を検討している感染症の専門家たちは、隔離者を管理するためのアイデアを公益的側面から議論する必要があると指摘しているという。

これに対し記事は「リストバンドの導入自体に実効性がないという指摘も出ている」とし、「スマホとリストバンドの両方を置いて外出した場合、離脱を確認することは難しい。離脱者を追跡・管理する人手が十分なのかも疑問だ」と伝えている。

翰林(ハンリム)大学医学部のチョン・ギソク教授は「人手とシステムの両方が必要で、導入に掛かる資源と予算も少なくないと思われるが、それに見合う効果があるのか疑問だ」と指摘しているという。

これに、韓国のネットユーザーからは、「人の命が懸かっているのに費用うんぬんというのは道理に合わない」「今は多少私生活に支障をきたしたとしても人命を優先すべきでは?」「非隔離者の安全と人権も重要だ」などとリストバンドの導入を容認するコメントが寄せられている。

一方、「新型コロナに感染したくてかかった人はいない。隔離者を罪人のように取り扱うのはいかがなものか」「自由民主主義国家がこのような方法で人を拘束するようなことがあってはならない」「予算をかけて実効性が乏しければ意味がない」「実効性があるか疑わしいのならば他の対策を考えるべき」「離脱者に罰金を科す方が効果的だ」と導入に否定的な声も上がっている。(翻訳・編集/関)

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