ロッシ久々の表彰台獲得。カギはセットアップ変更と”チーム内政治”の攻略?

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MotoGP第3戦アンダルシアGPを4番グリッドからスタートしたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は、レース終盤まで2番手を走行。残り2周というところでチームメイトのマーベリック・ビニャーレスに交わされたものの、3位表彰台を獲得した。

ロッシの表彰台は、2019年のアメリカズGP以来、ほぼ1シーズンぶりとなった。なお優勝はファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)で、ヤマハ勢が表彰台を独占する結果となった。

トップ2は第2戦スペインGPと同じ顔ぶれとなったが、ロッシは第2戦では苦戦し、エンジンに警告が出たことでレースをリタイアしていた。

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第3戦でのパフォーマンス向上について、ロッシはセットアップ変更が功を奏したと語った。しかしそのためには、自分と担当クルーチーフであるデビッド・ムニョスが、クアルタラロとビニャーレスが好むセットアップから逸脱するメリットについて、チームを説得しなければならなかったという。

「この前のレースだけでなく、2019シーズンの後半はとてもフラストレーションが溜まった」

「僕はとても遅かったし、苦戦していた。でも今回は、違う方法で取り組んだんだ」

「僕はデビッドと、ヤマハにプレッシャーをかけなければならなかった。それは時に政治的なものだからだ。僕たちはバイクを変更したかったので、諦めなかった」

「金曜日の朝から、僕は良いフィーリングを感じた。今回、チームは僕をとても助けてくれた。彼らは僕に違うバイクを与えてくれて、トンネルの出口に光が見えたんだ」

ロッシは、来季クアルタラロと入れ替わる形でペトロナス・ヤマハSRTに移籍することが確実視されているが、だからこそ自身の判断をヤマハは信頼するべきだと付け加えた。

「ファビオやマーベリックが速くて強力な時、彼らと同じバイクに、彼らと同じように乗らなくてはならないとヤマハは考える」

「でも、彼らは僕をサポートする必要がある。なぜなら、僕は今ファクトリーチームにいて、ペトロナスとレースをするのは来季から……だから彼らは僕を信頼する必要がある。おそらく僕は彼ら(クアルタラロとビニャーレス)より速くはないけど、良いレースをすることはできる」

ヤマハのチーム代表であるリン・ジャービスは、ロッシはバイクの変更により、バイクを”自分のモノ”だと感じられるようになったと語った。

「我々のバイクはほとんど、セッティングの範囲が似ている。彼らが作業をしているゾーンは、かなり共通している。しかしヴァレ(ロッシ)はそれを理解し、快適に感じ、機能させるのに苦労していた」

「ヴァレはとても失望し、最初の週末(スペインGP)の後で何かを変えたいと本当に思っていた。失うものがないので、彼は試したがっていたし、我々はそれを受け入れた」

「多くのデータがあり、他のライダーが速く走れているため、日本人エンジニアの心を変えるのはそれほど簡単ではない可能性がある。しかし、バレンティーノは言うまでもなく豊富な経験を持っていて、彼がそれをプッシュしていた。だから我々はそれを受け入れて、変更を施した」

「すべての問題が解決されたとは言わないが、彼は自分のバイクだと感じることができていて、より上手く乗ることができている」

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