現代の奇病、自分をニワトリだと信じ込んだ女性

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自分を人間ではなく、動物であると信じ込む・・・そんな珍しい精神疾患が存在するという。

ベルギーに住んでいた当時54歳の女性は、ある日突然自身が鶏であるかのように振る舞い始めたという。

彼女の兄は自宅の庭で女性を発見したが、彼女は止めようとする兄の頬をはり飛ばし、雄鶏のように鳴き声を上げたそうだ。

なんとか彼が彼女を取り押さえて病院に連れて行ったものの、彼女は自身が鶏であると心から信じ込んでおり、手足にこれまでに感じてこなかった奇妙な新しい感覚があると医者に説明した。あまりにも異常な妄想だが、この発作は後に消え、今では一部始終を思い出すために苦労するほどだという。

最新の論文によれば、これまでにもライオンやハイエナ、サメ、ウマ、ウサギ、スナネズミ、さらにはハチなど、56件の事例が報告されているが、過少報告されてきた可能性があるため、実際にはもっと多いのではないかと考えられている。

突如「自身が動物である」と思い込む人たちは薬物やアルコールを乱用した記録がなく、むしろそれまで健全な人であったという。

このような症状が表出する原因としては、うつ病や統合失調症、双極性障害などの精神障害と関連していると考えられているが、まだ今後の調査が必要であるという。中には脳の構造的または機能的障害に続発する可能性もあるとのことだ。

もしかしたら、狐憑きなどの憑依現象や狼男の伝説などは、こういった事例が背景にあったのかもしれない。

(加藤史規 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Pexels PIXABAY

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