食べ残しを削減する為、客に体重測定を求めたレストランに批判殺到(中国)

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食品廃棄問題に過剰に反応したレストラン

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は、食品ロスを減らすキャンペーンを発表し、次のように述べた。

我が国の食品廃棄レベルは衝撃的で悲惨だ。食料安全保障についての危機感を、中国は維持する必要がある。

これは、コロナのパンデミックでの影響や、去年から発生している深刻な洪水により甚大な作物被害をもたらしている影響から、食品価格が高騰しているという現状に直面しているためだ。

同国家主席は、このキャンペーンでもって国民に対し食べ残しを止めるよう強く求めた。

これを受けた湖北省武漢ケータリング業協会は、食べ残し量を制限するために人数分より1品少なく注文するよう呼びかけを行った。

しかし、湖南省長沙市の人気牛肉料理レストランチェーンは、キャンペーンの趣旨に過剰反応してしまったようだ。

レストラン側は、来店した顧客に店頭で体重測定を求め、客の体重に応じて注文すべきメニューを提案するという方針を導入したのだ。

ネット上で批判殺到し謝罪に追い込まれる

店の前に置かれた体重計に乗ることを求められた客は、スキャンされたデータを取り込んだアプリから体重に見合った料理のカロリー量を選出し、選ぶメニューを制限される。全て食品ロスを防ぐためだ。

image credit:The Paper

ところが、このレストランのやり方は、中国のSNSウェイボーで大きな批判を呼び、レストラン側は謝罪に追い込まれた。

In its over-enthusiasm to respond to call by #Chinese President #XiJinping to end #food wastage, a restaurant in Changsha in central China asked customers to weigh themselves & eat food recommended by an app. In face of sharp backlash on #SocialMedia, it apologised later. #MIG pic.twitter.com/wFzrsTbsTm

— MEDIA INDIA GROUP (@mediaindiagroup) August 15, 2020

必要以上の料理を注文する文化と習慣がある中国

レストラン側は、謝罪文の中で次のように弁解している。

食べ残しを止めること、健康的な方法で料理を注文することが本来の目的であり、客に体重測定を強制したことは一切ない。

中国では、レストランでの宴会時などに料理を多めに注文する文化や習慣が根強く残っている。この背景には、食事の席では相手を丁寧に労うという礼儀の意味が含まれているという。

複数の理由から、食事習慣の根絶を目指すキャンペーンがこのように展開されているが、中国が食品廃棄問題を解決するまでには、もう少し時間がかかるかもしれない。

written by Scarlet / edited by parumo

タグ: カラパイア

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