人間を信じていいんだ。捨て置かれていた犬が保護され、全ての人にギュッと抱き着いて愛情を示すまでの物語(アメリカ)

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廃屋から救助されたピットブルミックス、トロ

2019年10月、ニューヨーク州ワンタフにある動物保護施設『Town of Hempstead Animal Shelter』のスタッフは、廃屋のフェンスに鎖で繋がれ放置されていた1匹のピットブルミックスを保護した。

スタッフらは、トロと名付けたその犬が生まれてからずっと外でほぼ放置状態で暮らしていたことを察し、新たな屋内環境に慣れるまでは相当時間がかかると覚悟した。

事実、保護された当初、恐怖と緊張からか、とても怯えていたという。

しかし、日が経つにつれて、愛情をかけて世話する施設スタッフの気持ちが通じたのか、トロは次第に心を開くようになった。ついには、スタッフと一緒にいることを心地よく思えるような仕草を見せ始めた。

施設スタッフのメリッサ・フォガーティーさんは、このように話している。

私がトロを初めて施設の小屋から出して散歩に連れて行こうとすると、リーシュを外して15分経たないうちに、トロは私の膝に上って来てギュッと抱きしめてくれたんです。

トロは、施設内での暮らしにはまだ少し緊張している様子でしたが、内面には多くの愛情があることがわかりました。

施設のスタッフ全員にハグをするように

それからというもの、トロはメリッサさんだけでなく施設スタッフ全員をギュッと抱きしめる仕草をしてくれるようになったという。

ここが、自分にとって安全で、愛される場所であるということを理解し、感謝している気持ちを示すかのように、小屋から出て来た時に、ちょうどスタッフが通りかかるとすぐにハグをしてくれるんです。本当に、誰にでもギュッてしてくれるんですよ。(メリッサさん)

実は、今年1月に引き取り先が見つかったトロだったが、残念ながら2週間も経たないうちに、施設へと戻されてしまった。

現在、施設スタッフはトロの躾や必要な訓練を続けてくれる大人のみの家族がいる引き取り先を探している。

施設に来て、1年が経ったトロ。養子縁組の準備は既に整っているようだ。

うちの施設は、多くの犬を保護している施設で知られています。そんな中の1匹であるトロは、中年齢で、ピットブルミックスということもあり、なかなか適切な飼い主が現れにくいのでしょう。

でも、トロにはたくさんの愛があり、毎日ハグできる永遠の家族を求めています。

この1年、トロを世話して来たメリッサさんは、トロにいい飼い主が見つかってほしいと願っている。

なお、日常のトロの様子は、施設のInstagramアカウント『adopt_toro_who_hugs』から閲覧できる。

written by Scarlet / edited by parumo

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