“ゾーン”に入ったモルビデリ、MotoGP2勝目は「まるで2周しか無いようだった」

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MotoGP第12戦テルエルGPで優勝したフランコ・モルビデリは、かつて無いほどに高いレベルで集中することができたため、レースが「まるで2周しかないようだった」と語った。

ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリは、MotoGP第12戦テルエルGPの決勝レース全ラップをリードする好走を見せ、今季2勝目を挙げた。

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2020MotoGP第12戦テルエルGPハイライト

フロントロウ2番グリッドからスタートしたモルビデリは、ポールポジションの中上貴晶(LCRホンダ)が1周目に転倒した後、首位を快走。スズキのアレックス・リンスが2番手を追走したが、それを寄せ付けずに走り切る、横綱相撲と言えるレースを演じた。

モルビデリは今回の勝利でチャンピオンシップ首位のジョアン・ミル(スズキ)とのギャップを25ポイント差まで縮め、一気にタイトル候補へと躍り出た。

レースを振り返ったモルビデリは人生最高のレースだったかもしれないと語り、さらにレースはまるで一瞬で終わったかのように感じられたという。

「僕の分析では、人生で最高のレースだったと思う」と、モルビデリはSky Italiaに語った。

「アグレッシブになる必要があることはわかっていたし、力強いスタートを切れた。そしてナカガミ(中上貴晶)が障壁になっていたけど、彼がクラッシュしたことで前方が開けて青信号が灯った」

「その瞬間から、僕は自分自身に最後の瞬間まで全力を出し切る必要があると言い聞かせたんだ」

またモルビデリはレース中に集中力が研ぎ澄まされていたと語り、かつて同じVR46生のセレスティーノ・ビエッティ(Moto3)がレース中に“魔法の領域”に入ったという話を実感できたと明かした。

「去年ビエッティのテクニカルチーフのビデオを見たんだ。彼はセレスティーノがレースのいくつかのポイントで、ちょっとした“魔法の領域”に入っていると言っていた」と、モルビデリ。

「僕はそれを信じていなかったし、セレスティーノのことを面白いやつだなと思っていた。でも今日、僕はそのことを理解した。全てが本当に自然な形でやってきたんだ」

「そこからは本当に高いレベルの集中力だった。レースは一瞬でグラス1杯の水が落ちるかのようで、まるで23周ではなくて2周しかないかのようだったんだ」

モルビデリはテルエルGPを勝ったことで、ランキング4番手となった。彼はこのポジションにいること自体が素晴らしく、タイトルを争うことは子供の頃からの夢だったと語った。

「シーズン終盤になってチャンピオンシップ4番手につけているのは素晴らしいよ」

「これはMotoGPなんだ。僕が小さな頃から夢に見ていたことで、去年、一昨年も夢見ていたことだ」

「だからこれは僕にとって好ましいシチュエーションだ。“ゲーム”に参加しているならもっと欲が出るものだし、僕は常にもっとプッシュしていくつもりだ」

「今シーズンの始めには、こんなことは考えていなかったし、予想を立てるのも好きじゃない」

「トラックに出たら全てを出し切って、その後に自分の位置を確認するのが好きなだけだよ」

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