ペレスへの”叱責2回”に憤慨する、レーシングポイント代表

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レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、自チームのドライバーであるセルジオ・ペレスが、F1ポルトガルGPで2度にわたって叱責処分を受けたことは納得できないと語る。

レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、F1ポルトガルGPで2度にわたって叱責処分を受けてしまった。シーズン中に3度の叱責を受けると10グリッド降格ペナルティを科されてしまうが、ペレスに残された猶予はあと1回……今後、より慎重なドライブを強いられることになる。

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ただこれについて、レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、納得できていないという。

ペレスは予選Q2でアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーを妨害。シーズン最初の叱責処分を受けた。そして決勝レースでも同じガスリーの進路を妨害したとして、2日連続の叱責処分を受けることになった。

ただペレスも、他のドライバーと接触することでポジションを大きく落とした。決勝レースの1周目、ペレスはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと接触し、最後尾までポジションを落としたのだ。ただこの接触では、どちらのドライバーにも叱責処分は科されなかった。

「彼らは接触しなかった」

ガスリーをブロックしたペレスの動きについて、サフナウアー代表はそう語った。

「ガスリーが動く前に、セルジオが最初に動いたんだ。セルジオは、防御のためにそう動くことが許されている。2回進路を変えることはできないが、1回なら許されているんだ。それでガスリーはスロットルから足を離した。そして、接触はなかったんだ」

「なぜ叱責処分なんだろうか? 1周目にセルジオは、フェルスタッペンに接触された。彼はコースオフして、そして自分のポジションを守ろうとコースに戻ってきたんだ。そしてセルジオにぶつかった。でも、スチュワードは何もペナルティを科さなかった」

「一方でセルジオとガスリーは接触していない。つまり、これはファンが見たいと望んでいるバトルではないだろうか? 厳しいディフェンスは、良いレースなのではないだろうか? 激しくありつつも安全なレースをしたことで、ドライバーに叱責処分を科し始めたのなら、我々のスポーツは一体どこにいってしまうのだろうか?」

フェルスタッペンとペレスの接触について、サフナウアー代表は次のように考えを示した。

「間違いなく接触した。そうだよね? でも、ガスリーとセルジオの一件は、接触ではなかった。素晴らしく、そして厳しいディフェンスだったんだ。それを罰するのだろうか?」

「でも誰かが接触した時、何も行動を起こさないのはなぜだろうか? 2回続けてそうなんだ。ロシアでの(シャルル)ルクレール(フェラーリ)とランス(ストロール)の件も、非常によく似ている。接触を引き起こしたのに、何も行動を起こさない。だから一貫性はあるが……その理由を理解する必要があるんだ」

ペレスに科された叱責処分は、厳しいモノだとサフナウアー代表は語る。

「セルジオはこれまで、キャリアを通じても叱責を受けたことがない。でも、今週末だけでふたつも受けてしまった。そのうちのひとつは予選だ。彼はアタックでミスを犯し、減速したが、ガスリーが速いペースで近づいていることに気づかず、邪魔をしてしまった」

「ただガスリーは、Q2からQ3に進出したので、そういう意味では彼の予選に影響を及ぼすことはなかった」

「今では今季残りのレースを、セルジオは聖人のようにドライブしなければいけない。叱責を受けるリスクがあるため、彼は全力を尽くして戦うことができないんだ。もしもう1回叱責を受ければ、10グリッド降格のペナルティが発生してしまう。それはかなり厳しいことだと思う。叱責では厳しくない……そう思われるかもしれないが、実際にはそういうことなんだ」

サフナウアー代表はまた、マクラーレンのランド・ノリスと接触したとして5秒のタイム加算ペナルティを受けたランス・ストロールへの処分にも、不満だと語った。

「ランスはランドよりも速かったので、オーバーテイクを仕掛けようと何度か試した」

そうサフナウアー代表は説明する。

「するとランドは、コースの中央を走ることを決めたようだ。ポジションを守るためにね。そしてランスは、イン側かアウト側か……どちらに行くことも選べたんだ。それでアウト側に行くことを選び、1コーナーにターンインした時、ふたりは接触してしまった」

「彼にペナルティを科すという決定は、少し厳しいと思う。あれはレーシングインシデントではないだろうか? ランスは、ランドよりも少し前にいた。そしてランドはコースの中央に留まり、しかもランスの方が少し速かったんだ」

「私としては、あれはレーシングインシデントだと思う」

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