オリンパスが大株主の保有株一部売却で急落! 日経平均株価は4日続伸

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【東京株式市場】 2021年1月13日

株式市場の振り返り-日経平均株価はザラバで昨年来高値を更新して終値も4日続伸

2021年1月13日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 28,456円(+292円、+1.0%) 4日続伸
  • TOPIX 1,864.4(+6.4、+0.4%) 5日続伸
  • 東証マザーズ株価指数 1,238.7(+10.6、+0.9%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,232、値下がり銘柄数:856、変わらず:98
  • 値上がり業種数:25、値下がり業種数:8
  • 昨年来高値更新銘柄数:135、昨年来安値更新銘柄数:1

東証1部の出来高は12億3,956万株、売買代金は2兆7,355億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。減少はしたものの、特段目新しい材料に乏しい状況としては堅調な商いだったようです。

そのような中、日経平均株価は後場に上げ幅を拡大して4日続伸となりました。また、取引時間中には4日連続で昨年来高値を更新しています。取引時間中の高値は28,503円(+339円、昨年来高値更新)、安値は28,133円(31円)となり、値幅(高値と安値の差)は約370円でした。

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なお、TOPIXも同じような値動きで5日続伸となり、こちらもザラバで昨年来高値更新となりました。ただ、上昇率は日経平均株価を大きく下回っています。

東証マザーズ株価指数は反発、売買代金は3日連続で2,000億円を下回る

東証マザーズの出来高は8,313万株、売買代金は1,784億円となり、いずれも概ね前日並みでした。売買代金は181日連続で1,000億円を超えましたが、3日連続で2,000億円を下回るなど、個人投資家の物色意欲がやや沈んでいます。

ただ、一部主力銘柄が買い戻された結果、株価指数は反発しました。終値で1,200ポイントを着実に固めつつあるようです。

割安新料金プランが明らかとなったKDDIが上昇、業績見通し上方修正の東宝は急落

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • 東京エレクトロン(8035)
  • ソフトバンクグループ(9984)
  • ファーストリテイリング(9983)

ハイテク株では半導体関連銘柄が買われ、東京エレクトロンが上場来高値を更新し、アドバンテスト(6857)、SUMCO(3436)、ルネサスエレクトロニクス(6723)、SCREENホールディングス(7735)などが昨年来高値を更新しました。

さらに、電子部品株も買われ、日本電産(6594)が上場来高値を更新し、ローム(6963)やTDK(6762)も昨年来高値更新となっています。

また、機械株も買われ、前日に今期業績見通しを上方修正した安川電機(6506)が+4%超高の大幅上昇となり、ディスコ(6146)は上場来高値を付けて引けました。

その他では、データ容量20GBで月額2,480円(税抜)の新プラン導入が報じられたKDDI(9433)が堅調に推移して値を上げたことが目を引きました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • テルモ(4543)
  • オリンパス(7733)
  • 信越化学工業(4603)

ハイテク株の一角が利益確定売りに押されて下落し、ソニー(6758)、富士通(6702)、NEC(6701)などが値を下げた他、東証2部の東芝(6502)も冴えない値動きとなりました。

また、オリンパスの大株主でもある米国投資ファンド(アクティビストとして有名)が保有株の一部を売却したことが明らかとなり、オリンパス株は一時7%安に迫る急落となりました。ただ、その後は買い戻され、終値は4%弱安に止まっています。

さらに、小売り株では前日大きく下落したドラッグストア株に売りが継続し、ウエルシアホールディングス(3141)が大幅続落となり、クスリのアオキホールディングス(3549)なども大幅安となりました。

その他では、劇場版「鬼滅の刃」の記録的な大ヒットを受けて通期業績見通しを上方修正した東宝(9602)が、材料出尽くしから一時8%超安へ急落したことが目を引きました。映画の大ヒットは続いていますが、緊急事態宣言の影響による集客減少などもあり、少なくとも株式市場では賞味期限切れとなっているようです。

新興市場(東証マザーズ)では、EC関連物色の流れに乗ってメルカリ(4385)が+5%超高に急騰し、再び昨年来高値に接近してきました。

葛西 裕一

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