コロナ買いを後悔。今や放置の「あつ森」、積み上がったマスク

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saksorn kumjit / Shutterstock.com

新型コロナウイルスと向き合う生活が始まって早一年。感染拡大を受けて、新しい生活様式に対応すべく、さまざまなものを買い揃えたり、もしくはいざというときのために買い置きをしたり…という人は多いことでしょう。

しかし、どうやらすべてが「役に立った!」というわけではなさそうです。今回は、「“コロナ買い”で失敗したアレコレ」についてご紹介しましょう。

ステイホームに備えて「あつ森」購入

「ステイホーム!」の呼びかけに応えて、いかにおうち時間を快適に楽しく過ごすかが注目された昨年。さまざまな「在宅便利グッズ」や「エンターテインメントグッズ」が販売されました。特に「ニンテンドースイッチ」や「プレイステーション4」の売り上げが大幅アップしたのはまだ記憶に新しいところ。

30代の会社員女性Cさんも、おうち時間を充実させるために…と「スイッチ」本体とゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」を購入したそうです。

「巣ごもり生活にぴったりだよ、と友達に勧められるままに購入したのですが…正直、何が面白いのかさっぱりわからなくて」

癒されるよ、キャラが可愛いよ、自分好みの世界を作れるのが楽しいよ…。友達はそういうのだけれど、どこまでいっても作業、作業…でCさんは早々にギブアップ。

「それ以来スイッチもほこりをかぶったまま。そもそもゲームに興味がない私が流行りに踊らされて購入したのが間違いでした」

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待てど暮らせど始まらない在宅ワーク

続いてご紹介するのは専業主婦のTさん40代。

去年の春、新型コロナが感染拡大し始めたころ、Tさんの夫が「俺の職場も在宅ワークに切り替わるに違いない、そのときのために最適な環境を作っておく」と宣言。

新しいノートパソコンに作業用デスク、チェアなど一式の他に、ウェブカメラやマイクなどを買い揃え始めたそう。

「百歩譲ってパソコンはわかるけれど、机やイスは今あるのでいいんじゃない? カメラだって内蔵されてるんじゃないの?」と苦言を呈するTさんに向かって「最上のパフォーマンスは最上の環境から生まれるんだよ」と夫。

挙句の果てには「Zoomを使うときに必要だから」と背景布まで購入したのには、開いた口がふさがらなかったそう。

しかし、ふたを開けてみると…

「うちの地域はさほど感染者が多くなかったからか、夫の会社、まったく在宅ワークに切り替わらなかったんです」

結局、大枚をはたいて買ったパソコンにデスク、チェアなどは夫が動画閲覧やゲームをするためだけに使われているそう。

「まったく使わないよりましだろう?なんて言いますが…ほんとに無駄な買い物だったと思いますよ」

足元のコロナ“第3波”でいよいよ出番、となるのでしょうか。もちろん、出番が来ない状況の方が喜ばしくはあるのですが。

安心感を求めてマスクをため込んだ

最後にご紹介するのは、50代の主婦、Jさん。Jさんは新型コロナウイルスが流行し始めたころ、マスクが無くなることが異様に怖かった、と振り返ります。

「今思うと本当に愚かだった、と思うのですが…。朝早くからスーパーやドラッグストアに並んではマスクを買い集めていました」

朝早くから並んでも、「今日の入荷はありません」と言われることも多い中、手に入れられたときには達成感すらあった、というJさん。

「家の中にマスクの在庫がどんどん増えていくと、妙に安心しました」

それだけではありません。Jさんは暇があるとせっせと余り布を使って「手作りマスク」の製作にも精を出していたそうです。

「とにかく、はぎれやらなんやらで手作りマスクを何枚も作りました。作ったマスクは自分たちで使用するのはもちろんですが、遠方に住む娘家族のところにも送っていました」

しかしある日、娘からLINEで「お母さん、手作りマスクたくさんありがとう。でも、もうマスクも普通に売られているし、何十枚も布マスクいらないから、もういいよ」と一言。

それでも「あっても困る物じゃないから」と無理矢理送っていると…。「お母さん、言いにくいんだけど、本当にもういいんだ。実は、お母さんが着てたシャツで作ったマスク、派手すぎてつけられない、って夫も息子も言ってるし…」と娘からはっきりと「迷惑宣言」。

結局行く当てのなくなった大量の手作りマスクと、買いだめして高く積み上げられた使い捨てマスクが、まだ当分来ることのない出番を今でも待っているそうです。

「過ぎたるは及ばざるがごとし、と夫に諭されました。反省です」

まとめ

今はまだ予断が許されないコロナ禍“第3波”の真っただ中。もしかしたら思いもよらぬものが「役に立った」「必要になった」というときが来るかもしれません。

いざというときのために備えておくことはもちろん大切ですが、過剰に買い込んだり、本当に必要かどうかわからないものまで買ったりするのは後悔のもと。

コロナ禍での買い物に求められるのは「冷静な判断力」というところでしょうか。

大中 千景

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