【大学入学共通テスト2021】英語の分析…東進・河合塾・データネット速報まとめ

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英語・リーディング

東進

 大問数は全6問と昨年から変化はないものの、毎年出題されていた発音・アクセント問題や、文法・語法問題、整序英作文問題などの知識を問う問題がすべて廃止され、読解問題のみで構成されている。それに伴い総語数が増加し、リード文もすべて英語となった。

 出題内容は、ショートメールのやり取り、ファンクラブの案内文、旅行代理店のWebサイトなど身近な話題を扱った英文から、スポーツにおける安全性、甘味料の栄養素といった説明的文章まで多様な題材であった。多くの大問に図表やグラフが付随しており、複数の情報源から概要・要点を把握する必要のある設問も出題された。

 英文の語数は、第1問~第3問はそれぞれ150語~300語となっている。第4問は約490語、第5問は約690語、第6問Aは約650語、第6問Bは約550語であった。試験全体の総語数は約5,500語で、昨年(2020年)のセンター試験を1,200語以上も上回っている。

 難易度は難化。

河合塾

 公表されている作成方針に沿った内容ではあるが、試行調査とは形式が異なる問題も多かった。また、本文と図表の情報を合わせて解答を導いたり、複数の文章の情報を読み取る必要のある問題や、本文から推測される内容を問う問題など、思考力が要求される出題がセンター試験よりも増えている。第2問では、事実と意見を区別する必要のある問題が出題された。第3問Bと第5問では時系列に沿って本文の情報を読み取る問題が出題された。特に第1問から第3問までは、試行調査と比べると、解答するのに時間がかかったと思われる。総語数は2回行われた試行調査とほぼ変わらないが、本文は3,258語で300語程度増加している。全体としては時間配分を含めて苦戦した受験生が多かったのではないかと思われる。

データネット

 すべて読解問題となり、題材は日常的なものから意見文や叙述文までさまざまな内容が扱われた。設問では意見と事実の区別を問うものやプレゼンテーションのスライドを完成させるもの、解答として当てはまるものを2つ選ぶものなどが出題された。読解量が大幅に増加し、多面的に情報を処理することが求められた。

 出題形式について、発音・アクセントや文法・語彙の問題はなくなり、全大問において読解型の新形式となった。

 出題分野は、実際のコミュニケーションの場面を意識した、多岐にわたるジャンル・形式の出題。概要の把握から複数情報の整理・比較・判断まで多面的な資質・能力が求められた。複数の大問で、イギリス英語による出題がなされた。問題量は、素材文語数が昨年のセンター試験から約1,100語増加(約2,800語→約3,900語)。

 難易度は昨年センター試験より難化。

英語・リスニング

東進

 大問数が2つ増え、6問構成となった。それに伴い、ページ数・マーク数・読み上げ語数がいずれも増加し、受験者の負担が大きく増した。センター試験では、短い対話や長い英文(モノローグ、ダイアローグ)の聞き取りで構成されていたが、共通テストではそれらに加え、ある状況を説明する短文の聞き取り(第1問)や、社会的な話題に関する講義を聞いて要点を整理する問題(第5問)なども出題された。読み上げ回数は第1問・第2問が2回読み、第3問~第6問は1回読みであった。イラストやグラフ、表の点数も大幅に増加しており、単に英語を聞き取ることができればよい訳ではなく、目的に応じた思考力・判断力が問われる内容になっている。

 読み上げ語数は、昨年の約1,100語から約1,500語と約35%増加している。また、アメリカ人話者だけでなくイギリス人話者や、日本人と思われる非ネイティブ話者が含まれていた。

 難易度は難化。

河合塾

 公表されている作成方針に沿った内容だった。100点満点の大問6題構成(計37問)で、読み上げ文が約1,430語、印刷された質問・選択肢の総語数が約571語であった。全体を通して、アメリカ人を中心に多様な話者が起用されていた。第5問ではワークシートで情報を整理しながら内容の正確な理解が要求され、さらに第6問Bでは4人の意見を聞き分けなくてはならない難易度の高い問題が出題された。第3問以降は多様な問題形式に加え、1回読みとなり、聴き取りに余裕がなくなったため、正確な内容把握に苦戦した受験生が多かったと思われる。基本的な聴き取りの力を身に付けたうえで、複数の情報を整理して比較検討したり、図表から読み取った情報と重ね合わせて判断したりする力が求められていた。

データネット

 昨年センター試験と比べて音声情報と図表などの視覚情報を組み合わせて答える問題が増えた。日本語で設問の状況を与えられるなど、各場面や目的に応じた聞き取りを要する実践的な英語力が問われた。第3問以降は音声が1回しか流れなかったものの、取り組みやすい問題も多く、難易は昨年センター試験並。

 出題形式は、英文が比較的短い第1問と第2問では音声が流れる回数が2回だったが、第3問以降は1回のみとなった。多様な英語話者による音声も含まれた。第5問では大学の講義が想定されており、第6問Bは日常的なトピックに関する4人の会話であった。

 出題分野は、日常的な発話から説明文や4人の話者による会話まで、多岐にわたるジャンル・形式の出題。概要の把握から複数情報の整理・比較・判断まで多面的な資質・能力が求められた。問題量は、配点・大問数の増加に伴い、聞き取る問題音声の語数は昨年センター試験から300語以上増加。読み取る問題の分量も昨年センター試験から増加。

 難易度は昨年センター試験並。

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