中国各地で地下鉄利用者が激減、ハルビンでは半数以下に―中国メディア

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中国メディアの澎湃新聞は21日、2020年には中国全国の地下鉄による旅客輸送量が前年比で3割減だったと報じた。ハルビン市(黒竜江省)では前年の半数以下だったという。

中国大陸部で計43都市で地下鉄が運行している。20年における地下鉄による全国の旅客輸送量は前年比26.4%減の延べ175億2700万人だった。中国大陸部で輸送量が延べ20億人を超えた都市は、28億3500万人の上海市、24億1300万人の広州市(広東省)、22億8800万人の北京市の3都市だった。

中国大陸部で、20年に地下鉄の旅客輸送量が前年よりも増加したのは4都市だけだった。うちアモイ市(福建省)では、19年末に同市地下鉄の第2の路線が開通し、さらに20年には一部区間での乗車賃無料のキャンペーンを実施したこともあり、旅客輸送量が前年比95.89%増だった。旅客輸送量が増加したその他の都市は長沙市(湖南省)の14.18%増、済南市(山東省)の10.98%増、合肥市(安徽省)の8.17%増だった。

20年にほとんどの都市で地下鉄の旅客輸送量が減少した原因は、新型コロナウイルス感染症の流行だった。ただし、減少幅が最も大きかったのは感染症の大規模な流行が発生した湖北省武漢市ではなくハルビン市で、前年比50.91%の減少だった。減少幅が50%を超えたのは、ハルビン市だけだった。

武漢市の地下鉄輸送は、営業を65日間停止するなど、感染症流行により深刻な影響を受けたが、減少幅はハルビン市よりもやや小さい前年比49.37%だった。減少幅の大きさがハルビン市と武漢市に続いたのは、北京市の42.24%減、南京市(江蘇省)の30.93%減、広州市の27.22%減、上海市の27.14%減だった。

20年における中国各都市の地下鉄及び都市部鉄道(路面電車を含まず)の営業キロ数は、北京市の704.69キロ、上海市の699キロ、広州市の531.1キロの順だった。20年には全国23都市で地下鉄の新規路線が開業した。新規に開業した路線の距離数は前年比30.19%増の計1175.07キロだった。

中国における地下鉄の旅客輸送は20年10-12月期には19年の水準を回復し、増加傾向も示している。そのため21年の中国大陸部における地下鉄の旅客輸送量は、前年比で20%以上の増加が見込まれているという。(翻訳・編集/如月隼人)

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