休日の昼、予定もなくただ天井を見上げている自分。夜の帰り道、人混みを抜けて部屋に近づくにつれ足取りが軽くなる感覚。そんな瞬間に「何か生産的なことをしなければ」と焦りを感じたことはないでしょうか。
実は、一人になりたいのになれない、ぼんやりしたいのにできないという状態は、研究の世界できちんと測られ、名前までついています。一人になる時間が足りないことは、それ自体が苦しさとして数えられてきました。あなたが一人になりたいのも、ぼんやりしていたいのも、わがままではありません。自分の心のドアを内側から閉めて静かに過ごす時間は、自分を守るための大切な防波堤なのです。
2022年、オーストラリアの研究チームが16万人以上のデータをまとめた結果、「何もしない時間を意図的に持っている人」の方がわずかに知的に優れていたことがわかりました。ただその差は小さく、100人を並べてもほとんど見分けがつかない程度です。つまり「ぼんやりできるのは頭の良さだ」と胸を張れる部分はほとんど残っていませんでした。
その代わり、はっきりした差が出ていた場所が別にありました。「何もしないかどうか」ではなく、「何もしない時間に何をしているか」の方です。そしてこちらの方が、頭の良さとはっきり結びついていました。今日は、一見すると「何していないように見える5つの行動」を取り上げます。どれも確かにあなたを強くしています。ただし、5つともあと1つだけ足りていないことが多いのです。同じ行動が2倍にもなり、逆に向くこともあります。最後まで読んでいただくと、あなたがすでに持っているものと、あと何を足せば完成するのかがはっきりわかります。