Q2. 足元の冷えは夜間トイレと関係ある?
関係が考えられます。足先が冷えると血管が縮まり、血液や水分が体の中心へ戻りやすくなり、夜間に作られる尿の量が増えることがあります。冬だけでなく、春先や秋口の冷えも影響することがあります。
対策は、締め付けのない通気性の良い靴下を選ぶこと、布団に入る前に足首を回すこと、足元を湯たんぽなどで軽く温めることです。厚手の靴下を重ね履きすると、汗をかいてかえって冷えることがあるため注意が必要です。
- 締め付けのない綿やウールの靴下を選ぶ
- 布団の中で足首を内外に10回ほど回す
- 湯たんぽで足元を心地よい程度に温める
たとえば、お風呂上がりに厚手の靴下を重ね履きして逆に冷えていた70代の女性が、綿やウールのゆったりした靴下に変え、足首を内外に10回ほど回す習慣を取り入れたところ、足先の冷たさが和らぎ、夜中に起きる回数が減ったという仮の例があります。
冷えの感じ方には個人差があります。糖尿病など血行に影響する持病がある場合は、医師に相談してから取り入れてください。
Q3. 夕食の塩分は夜間トイレに影響する?
影響することがあります。塩分の多い夕食は喉の渇きを引き起こし、夜間の水分摂取を増やし、結果としてトイレ回数を増やすことがあります。体は塩分濃度を一定に保とうとして水分を欲しがるためです。
対策は、漬物や汁物の量を減らす、出汁をしっかり効かせる、醤油やソースは小皿に出す、酸味や香味野菜を活用することです。夕方から夜にかけて取る水分はコップ1杯(約200ml)程度を目安にするとよいでしょう。
たとえば、夕食に塩辛い漬物を毎日食べ、夕方に喉が渇いてお茶を何杯も飲んでいた70代の女性が、漬物を半分にし、汁物の汁を減らしたところ、夕方の激しい喉の渇きが和らぎ、夜中のトイレ回数が減ったという仮の例があります。
塩分制限の指示がある場合は医師の指示に従ってください。また、味付けの好みや体調によって無理のない範囲で調整することが大切です。
Q4. 日中の活動不足は夜間トイレと関係ある?
関係が考えられます。日中に座って過ごす時間が長いと、足の筋肉のポンプ作用が弱まり、水分が足にたまりやすくなります。夜に横になるとその水分が全身を巡り、夜間のトイレ回数が増えることがあります。
対策は、1日10分程度のゆっくりした散歩から始めることです。背筋を伸ばして歩くだけでも足の筋肉に適度な刺激を与えられます。特別な道具や費用はかかりません。
たとえば、日中座りがちで夕方に足がむくんでいた70代の女性が、近所を10分程度歩くようにしたところ、夜中に起きる回数が減ったという仮の例があります。最初は大股でなく、自分のペースで歩くことが大切です。
足や腰に痛みがある場合は無理をしないでください。持病がある方や薬を服用中の方は、医師や薬剤師に相談してから始めてください。
夜中に何度もトイレで起きるのは、年齢のせいだけではなく、水分の取り方、足元の冷え、夕食の塩分、日中の活動量といった複数の習慣が影響している可能性があります。まずは寝る前の水分の取り方から一つ変えてみるのが負担の少ない始め方です。ただし、これらの工夫は一般的なもので、効果には個人差があります。持病がある方や薬を服用中の方は、医師や薬剤師に相談したうえで取り入れてください。