衣替えの重さは着ない服を運ぶから。秋に手放す9つのものと軽くなる手順
クローゼット整理

衣替えの重さは着ない服を運ぶから。秋に手放す9つのものと軽くなる手順

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衣替えが重くなる本当の理由

夏が終わり、衣替えの季節が近づくと、体よりも先に気持ちが重くなることはありませんか。その原因は、服の量でも片付けの腕前でもありません。年に2回、必ず持ち上げて運び、ほとんど開けない箱、つまり衣装ケースの中にあります。

環境省の調査では、1年間に一度も着ていない服が一人あたり約24枚あるとされています。24枚を畳んで重ねると、衣装ケースがちょうど1箱埋まるくらいの量です。この24枚を、春と秋の衣替えのたびに、一枚ずつ手に取り、畳み直し、ケースに入れて運びます。1年で48回、10年続ければ480回。一度も着ていない服が、家の中で一番たくさん手に取られていることになります。着る服は一度出せば着て洗うだけなのに、着ない服だけが年に2回、必ずあなたの手を借りて移動しているのです。

重さも無視できません。24枚集めると数キログラムになり、お米の5kg袋に近い重さになることもあります。それを押入れの上段から下ろし、また持ち上げて戻す。衣替えの後に体が疲れていたのは、気のせいではありませんでした。衣替えで疲れるのは、服を入れ替えているからではなく、着ない服を運び続けているからです。

秋の衣替えで判断したい9つのもの

では、具体的に何を手放せばいいのか。季節の変わり目は、判断に最適な時期です。夏の記憶が新しい今だからこそ、確かめられることがあります。

この夏一度も着なかった夏服

クローゼットの端にまだ夏物がかかっています。その中に、6月にも7月にも8月にも出番がなかった服はありませんか。暑い日は何日もあり、着る機会は何度もあったはずです。それでも選ばなかったのには、大抵はっきりした理由があります。生地が肌に張りつく、雰囲気が今の気分に合わない、洗うとシワになってアイロンが面倒。理由を言葉にできなくても、手が伸びなかったという事実が一番正直な答えです。この夏に着なかった服は、来年の夏も同じ理由で着ない可能性が高い。そして、その判断ができるのは、夏の記憶が新しい今だけです。来年の6月に箱から出した時には、なぜ着なかったのかをもう覚えていません。夏物をしまう前に、この夏一度も着なかった服を一枚ずつ別にしてください。

今の体に合わなくなった服

少しきつくなったスカート、ボタンを止めると胸のあたりが引っ張られる服。「痩せたらまた着よう」と残してある服です。まずお伝えしたいのは、服が合わなくなったのは、あなたが何かを怠けたからではありません。年齢とともに体の形が変わるのは、誰にでも起きる自然なことです。それなのに、合わない服が毎朝クローゼットの中で目に入ると、そのたびに小さく自分を責めることになります。しかも、合わない服はクローゼットの中で一番手前の、一番いい場所にかかっていることが多い。いつか着るつもりなので奥にしまえないからです。その分、今着ている服が奥へ押しやられています。服は本来、今のあなたを楽にするためにあるもの。昔の自分の大きさを思い出させるためにあるのではありません。今の体で着て心地よい服を手前にかけ、合わない服は譲ることもできます。クローゼットの中から、毎朝の小さなため息が一つ消えます。

高かった服

思い切って買ったコート、特別な日のために選んだワンピース。何度か着て、今はほとんど出番がない。それでも値段を思い出すと手放せません。ここで考えたいのは、そのお金がどこにあるかです。服の代金は、買った日にもう支払いが終わっています。クローゼットにかけておいても、そのお金は1円も戻ってきません。戻ってこないお金のために、クローゼットの場所を毎日払い続けている状態です。厚手のコートは、ハンガーにかけると薄いシャツの3枚分ほどの幅を取ります。着ないコートが2着あれば、毎日着るシャツ6枚分の場所が止まっています。ただし、手放さなくていいものもあります。礼服や喪服のように、年に何度も着なくても必ず必要になる服。そして、着物や大切な人との思い出がある服です。思い出の服は専用の箱を一つだけ決めて、そこに大切に入れておいてください。量を決めてしまえば、思い出はクローゼットを圧迫しません。高かったという理由だけで残っている服は、それとは別です。その服が一番輝くのは、クローゼットの中ではなく、誰かが着ている時です。

値札がついたままの服

セールで買ったニット、旅行先で見つけたブラウス。買った日から一度も袖を通していない服はありませんか。クローゼットを開けるたびに、その小さな紙の札が目に入ります。値札は、ちょっとした問いを毎日投げかけてきます。「なぜ一度も着ていないのか」。答えは大抵、買った瞬間の気持ちと毎日の暮らしが少しずれていたことにあります。売り場の明るい照明の下では似合って見えた色が、家の鏡の前ではしっくり来ない。手持ちの服と合わせられない。どちらも選び方が悪かったのではなく、売り場と暮らしが違う場所だったというだけです。値札のついた服は、今日一度だけ着てみてください。家の中で手持ちのスカートやパンツと合わせてみます。そこで着たいと思えたら、明日から着る服の仲間に入れます。着たいと思えなかったら、値札がついているうちに次の持ち主を探してあげてください。新品のままの服は譲る先も見つかりやすいものです。家族や友人に声をかけてもいいですし、地域の衣類回収や寄付の受付を調べてみるのもいいでしょう。

くたびれたニットと部屋着の山

毛玉が目立ってきたセーター、首回りが伸びて形が崩れたカーディガン。外にはもう着ていけないけれど、まだ着られるという服は、大抵部屋着に降格されます。外に着ていく服から家で着る服へ役目が移る。それ自体は服を最後まで使ういい考え方です。長く着て肌に馴染んだ服は、家で過ごす時間にちょうどいい柔らかさになっています。ここまでは問題ありません。ただ、降格される服は毎年やってきます。そして部屋着の数にはなかなか上限が決まりません。今年のくたびれたニットを部屋着にしたら、去年部屋着にしたニットはどうするか。入れ替えの判断をしないまま、部屋着の引き出しに足されていきます。外に着ていく服は人の目があるので、ある程度で見直されますが、部屋着は家族しか見ないので、見直す理由がなかなか生まれません。部屋着の引き出しは大抵一番ぎゅうぎゅうに詰まっています。けれど、毎日実際に着ている部屋着は、そのうち2組か3組です。洗って乾かしてまた着る、その繰り返しに入っていない部屋着は、引き出しの奥で眠っています。部屋着は季節ごとに2〜3組あれば十分です。新しく1枚を部屋着に下ろしたら、一番くたびれた1枚を手放します。1枚入れたら1枚出す。これだけで部屋着の引き出しはいつも同じ量のまま保たれます。

衣装ケースの中身

ここまで挙げた服の多くが、最後にたどり着く場所が衣装ケースです。ベッドの下、押入れの上段、クローゼットの床に、半透明のケースが3つ、4つと積み重なっています。蓋を開けると、この夏着なかった服、合わなくなった服、高かった服、値札のついた服、部屋着にもならなかったニットが、ほとんどそこに入っています。衣替えの日にすることを一つだけにしましょう。ケースから出す服にも、ケースにしまう服にも、同じ質問を一回だけします。「この季節に一度でも着たか」。着ていたら次の季節もケースに入れます。着ていなかったら、その服はもうケースに戻しません。迷う服があっても大丈夫です。迷った服だけを紙袋に一つまとめて口を閉じ、日付を書いておきます。次の衣替えの日までその袋を一度も開けなかったら、それが答えです。決めきれない気持ちにも、ちゃんと時間をあげてください。ケースの中身は衣替えのたびに一段ずつ減っていき、ケースが一つ空いた年、衣替えは驚くほど軽くなります。

クリーニングから戻った服

薄いビニールのカバーがかかったまま、針金のハンガーにかかっている服はありませんか。クリーニングから戻った日のまま、何ヶ月もクローゼットにかけてある服です。カバーをかけておけば埃から守れて安心に見えますが、多くのクリーニング店が、持ち帰ったらカバーを外して保管するよう呼びかけています。ビニールの内側に湿気がこもりやすく、変色やカビの原因になることがあるからです。外から見るとカバーの中の服は綺麗に見えますが、その綺麗さは湿気まで一緒に閉じ込めた状態かもしれません。針金のハンガーは運ぶための簡単なもので、長くかけておくと肩の部分に跡がついたり形が崩れたりすることがあります。クリーニングから戻ったら、その日のうちにカバーを外してしばらく風を通してください。針金のハンガーは引き取ってくれるお店もあるので、次に行く時に持っていきます。服は自分のハンガーにかけ替えてからクローゼットに戻しましょう。

古い防虫剤

引き出しの奥に、去年の秋に入れた防虫剤がまだ残っていませんか。そこに今年また新しい防虫剤を入れると、思わぬことが起きることがあります。衣類用の防虫剤には大きく分けていくつかの種類があり、異なる種類を一緒に使うと、衣類にシミが付いたり色が変わったりすることがあるとされています。去年の残りと今年買った新しいものが、たまたま違う種類だったということは珍しくありません。今年の衣替えでは、まず古い防虫剤を全部取り出してください。多くの防虫剤には使用期限や取り替えの目安が表示されています。期限が切れているものは処分し、新しいものを入れる際は、同じ種類のものに統一するか、引き出しごとに分けて使うと安心です。

衣替えを軽くするために、今年できること

衣替えの負担は、着ない服を運び続けることから来ています。今年は「着たかどうか」だけを基準に、ケースの中身を一段ずつ減らしてみてください。一度に全部を手放す必要はありません。この夏着なかった服を別にする、値札のついた服を一度試着する、部屋着を2〜3組に絞る。どれか一つから始めれば、次の衣替えの重さは確実に変わります。そして、衣装ケースが一つ空いた時、季節の変わり目が待ち遠しくなるかもしれません。

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