仕事で自分よりできる人と組むと、最初はわからないことばかりで質問の連続です。それでも、しばらくすると議論に加わり、いつの間にか仕事を任されている人がいます。相手が変わっても、また自分の役割を見つけて成果を出せる。この差は、特別な才能というより、学び方と役割の見つけ方にあるようです。
ここでは、優秀な人と組むときに試したい3つの習慣を、比較の受け止め方、学んだ方法の理解、相手との役割づくりの順に整理します。どれも明日の仕事から小さく始められるものです。
1. 差を「自分の評価」から「次の学び」に変える
自分より優秀な人を見ると、刺激になることもあれば、自信を失うこともあります。比較の研究では、自分にとって大切な分野で、相手の成功を「自分にも到達できるもの」と感じられるかが分かれ目になるといわれます。今の能力差より、これから学べる時間があると思えるかどうかです。
そこで試したいのが、相手の能力全体に追いつこうとしないことです。代わりに「あの人は何を見て、どう判断しているのか」に注目します。たとえば、会議で相手が選んだ判断の理由を一つメモし、次の自分の仕事で同じ基準を使えないか考えてみます。相手の能力すべては真似できなくても、判断の理由なら学べる部分があります。
圧倒されたり悔しかったりしても、その感情を否定する必要はありません。大切なのは、差を「自分はダメだ」という評価で終わらせず、「次に何を学ぶか」という問いに変えることです。合わないと感じる場合は、比較をいったんやめて、小さなタスクを一つ終わらせるのも有効です。