1987年、イタリア政府統計局が非公式経済をGDP(国内総生産)に組み入れた途端、同国のGDPが約20%増加し、イギリスを抜いて世界第5位の経済大国になったと報じられた。イタリア人の暮らしが一夜で豊かになったわけではない。脱税や非合法労働を計上しただけの「紙上の成長」だった。だが、このエピソードはGDPという指標が...