車は3年ごとに買い替えるべき?15年乗る場合と比べる「得」の考え方
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車は3年ごとに買い替えるべき?15年乗る場合と比べる「得」の考え方

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車は3年ごとに買い替えるほうが得なのか、それとも15年乗り続けるほうが得なのか。先に答えを書くと、どちらかがいつも正しいわけではありません。3年ごとの買い替えは、車検を避けて下取り額が高いうちに替えられる点で有利に見えます。15年乗る場合は、支払う回数が減る代わりに、13年を超えたあとの税金や修理費、安全性能の差を引き受けます。見るべきなのは年数そのものではなく、同じ期間にかかる総額と、何にお金を払いたいかです。

たとえば、15年前に250万円で買ったワゴンを11万km以上乗ってきた例で考えます。買い替えを勧める営業マンは、3年ごとの乗り換えが一番賢いと言います。けれど、その賢さは「車検を受けずに新車に乗り続けられる」「下取りが高いうちに手放せる」という条件つきのものです。支払総額、税金、整備、燃料まで並べると、評価は変わります。

3年ごとの買い替えは、何を有利にするのか

3年ごとの買い替えの利点は、最初の車検の前に次の車へ移れることです。新車保証が切れる前に替えれば、大きな修理のリスクを避けやすく、新しい安全装備にも乗れます。売る側にとっても、若い下取り車は次の販売につながります。だから「今が買い時」という案内が毎年のように届きます。ただ、それは売る側の都合でもあります。買う側にとっては、ローンの回数が増え、支払い総額が大きくなりやすい方法です。

しかも下取り額は、現金で戻るとは限りません。次の車の値引きとして扱われることがあり、同じ店で買い続ける前提になりやすい面もあります。目先の値引きに見えても、長い目で見た支払総額は別に確かめる必要があります。

15年乗る側の数字は、どこまで含んでいるのか

15年乗った車の査定が4,545円だった、という場面があります。市場価値としてはほぼゼロでも、移動の手段としての価値は別です。250万円を15年で割ると1日約456円、という計算も出てきます。これは購入金額だけを日割りした数字で、税金や整備費、燃料費は入っていません。日割りにすると大きく見える買い物も小さく感じられるので、そこは注意が必要です。

車両価格と下取りだけを単純に比べると、3年ごとの買い替えは1台あたり135万円(250万円−下取り115万円)として5台で675万円。5年ごとは1台158万円で3台なら474万円。15年乗り続ける場合は、下取りを差し引いてほぼ250万円です。ただし、これは限られた前提の試算です。整備費や税金、燃料、保険を足すと差は縮まりますし、実際の査定額は車種や状態、地域で変わります。

13年超の税金と修理費は「罰金」なのか

13年を超えると自動車税が約15%重くなる、という話も出てきます。これは罰金ではなく、税金の上乗せです。新しい車の税負担を軽くしたときに、古い車だけ軽くならなかった、という経緯として説明されています。重量税も13年超で上がり、18年超ではさらに上がる仕組みです。

修理費も無視できません。15年目の車検で17万円台、ラジエーター交換8万円という見積もりが出てきます。古い車が必ず壊れるわけではありませんが、部品の劣化は進みます。新車の自動ブレーキなど安全装備との差も、年式やグレードによって生じます。お金だけでなく、安心や運転の疲れやすさも比較材料になります。

自分に合うのはどちらか

3年ごとの買い替えが向くのは、新車の保証と安全装備を重視する人、故障で予定が狂うのを避けたい人、毎月の支払いに無理がない人です。反対に、走行距離が少なく、駐車環境がよく、点検を欠かさず、大きな修理費をその都度用意できるなら、15年乗る選択も現実的です。どちらも、ローン残債が車の価値を上回る状態や、修理費が車の価格に近づく場合は、一度立ち止まって見直したほうがよいでしょう。

判断するときは、3年後ではなく5年後、10年後の総額を並べます。

  • 購入価格から下取り額を引く
  • 税金、車検、整備、燃料、保険を足す
  • 新車の場合はローン手数料や用品費も入れる
  • 査定額はその場で決めず、複数で比べる

「今が買い時」は毎年言われる言葉なので、季節ではなく数字で決めるほうが落ち着きます。

数字の外側にあるものも、判断材料になる

車の得は、3年か15年かだけで決まりません。3年ごとの買い替えは、常に新しい安心を買う方法です。15年乗ることは、同じ車と過ごす時間を買う方法でもあります。どちらが自分に合うかは、支払総額、安全性能、修理の見通し、そしてその車に何を求めるかで変わります。市場価値が4,545円でも、雨の日の送り迎えや家族の思い出まで同じ値段で測れるわけではありません。数字を開いて比べたうえで、納得できるほうを選ぶ。それが、誰かに決めてもらうより確かな判断になります。

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