サッカー日本代表・伊東純也選手が、プロへの道のりで感じた「環境」と「自分」の関係について語った言葉がある。大学時代まで無名で、選手権にも出られなかった彼が、なぜトップレベルへ這い上がれたのか。その核心は、運やタイミングではなく、与えられた場所でどれだけ自分を磨き続けられたかにあった。
「伸びるタイミングは人それぞれ。運も必要」
伸びるのタイミングとかは、ま、人それぞれだと思います。運とかもないとやっぱりスカウトに見つかるとか自分のチームが弱かったら上まで行けない。
伊東純也
伊東選手はまず、成長のタイミングやスカウトの目に留まるかどうかには「運」や「環境」が絡むことを認める。チームの戦力次第で大会に出られるかが決まり、それが露出につながる現実があるからだ。しかし、そこで腐らずに続けられたことが、後のチャンスを掴む土台になったという。
「環境より自分次第」——下積み時代の確信
環境っていうよりやっぱ自分次第だと思うんですけど。
伊東純也
「ずっと下でやってきて」と振り返る伊東選手にとって、環境は言い訳にならなかった。プロになれる可能性は「1%もなかった」と感じながらも、大学でようやく訪れたチャンスをものにできたのは、見えない場所で積み重ねた成長があったからだ。環境が整っていなくても、自分がその場でどれだけ成長できるか——それが後の結果を分けるという確信である。
チャンスがない場所で「エリートを抜かせる」レベルへ
自分がその場でどんだけ成長できるかっていうのが後に繋がってくると思うのでチャンスがないところにいても諦めずに自分を磨いて成長して上のところでプレイできるぐらいのレベルになってエリートを抜かせられるようになってほしいなと思います。
伊東純也
壁にぶつかっている選手たちへのメッセージとして、伊東選手は「諦めずに自分を磨く」ことを説く。チャンスがない環境こそ、実力を蓄える期間と捉え直す。そこで「上のところでプレイできるレベル」まで自分を高め、やがてエリートと呼ばれる選手たちを追い抜く——そのイメージを持ち続けることが、現実を変える原動力になる。
置かれた場所でどれだけ自分を伸ばせるか。その積み重ねだけが、運すら味方につける力になる。