お笑い芸人・小籔千豊氏が、社会人として生きるすべての世代に向けて語った言葉がある。年齢を重ねるごとに陥りやすい「経験値への過信」への戒めと、謙虚さの本質を説くメッセージだ。
「俺はいける」という瞬間の正体
10歳、20歳、30歳、そして50歳になった今も、小籔氏自身にも「自分の知識や経験にちょっと満心してしまう瞬間」があるという。若い頃は「僕できるもん」「俺ここまで経験してきた」と根拠のない自信を抱きやすいが、それは年齢を問わない普遍的な罠だと語る。
経験の薄さを自覚すること
「自分の経験なんていうのはペラペラなもんなんだ」
小籔千豊
この言葉の重みは、長年の芸能活動の中で培われた実感から来ている。「謙虚さはいるなっていうのは本当にこの年になって思う」と続ける姿勢に、説得力が宿る。
「知っている」を手放す生き方
若者への願いとして、「俺知ってるんだと思わない。何も知らない」という前提で生きることの大切さを説く。自分の予想が当たらないことを前提に据えれば、固定観念に縛られず、新たな学びや出会いに開かれたままいられる。
満心している知識や経験が、「自分の首を絞めたり成長を妨げたりすることがある」との気づきは、キャリアのどの段階においても携えておきたい視点だ。
どれだけ積み重ねても、経験は所詮「ペラペラ」なもの。その薄さを笑って受け入れられる人が、本当の意味で厚みを増していくのかもしれない。