お笑い芸人であり絵本作家、さらにエンタメプロデューサーとして数々のヒットを生み出してきた西野亮廣氏。彼が語る「売れている人」と「売れていない人」の違いには、クリエイターや表現者のみならず、何かに挑戦しようとするすべての人に通じる核心があった。
「やらない後悔」は一生消えない
「ぶっちゃけさ、やった後悔ってあんまないじゃん。やらない後悔ってなんかマジで一生の頃じゃん。あ、やっときゃよかったな。今あそこに挑まなかったんだなっていうことを30になっても40になっても50になっても60になっても70になってもでなんならばそこに挑んだ人の姿をずっと見るわけだから」
西野亮廣
失敗したら「あ、失敗したな」で終わる。しかし挑まなかったことは、年を重ねるごとに「自分もあちら側の人生だったかもしれない」という思考として残り続ける。挑戦した人の背中をずっと見続けることになる――それが「やらない後悔」の正体だと語る。
嫌いなものから学ばないクリエイターは伸びない
世の中の「ダメだな」と思うクリエイターやアーティスト、プレイヤーには共通点があるという。好き嫌いを持ち込んで情報を取りに行かないことだ。
「そうじゃなくてお前がパワーアップすることが重要であって、どんだけ思うんでも話題になってたり、どんだけ嫌いでも集客めっちゃできてるってやったら一旦見に行って何が評価されてるんだっって」
西野亮廣
個人の好みより「自分が強くなること」を優先し、世間が何を求めているのかを知るために、あえて苦手な分野や嫌いな対象に飛び込む姿勢。それが成長の分岐点になるという。
秋元康氏に見る「ヒット作は全部見る」徹底ぶり
西野氏が例に挙げたのが、数々の国民的アイドルグループを手がける秋元康氏の姿勢だ。
「秋本さんはヒット作全部見るんです。式嫌い関係なくヒット作は全部見ます。で、当然そこには嫌いなものも入ってるし、そんなことよりもでも世間はこれを求めているんだっていうことを見ておくし、そこを甘く見てるクリエイターさん山ホビルな」
西野亮廣
「山ホビル」は「山ほどいる」の意と思われる。嫌いな作品の中にも「世間が求めているもの」のヒントがある。それを「好みじゃないから」と切り捨てず、分析の対象として取り込む。ヒットメーカーの徹底したリサーチ姿勢が、ここにも表れている。
「評価されている理由」を知ることが最優先
話題になっているもの、集客できているものには必ず理由がある。自分の感情を一旦脇に置き、「何が評価されているのか」を確認しに行く。その積み重ねが、結果を出し続ける人と出せない人を分ける境界線なのかもしれない。