タレントの藤本美貴さんが、恋愛や結婚における「男性が女性を楽しませるべき」という固定観念に対し、明確な異論を唱えました。デートで会話が弾まないことを男性のせいにする前に、自分自身が関係を築く努力をしたかを問う姿勢は、パートナーシップの本質を突いています。
「世の中の女子に別に男が楽しくしなきゃいけないわけじゃないから」
世の中の女子に別に男が楽しくしなきゃいけないわけじゃないから。一緒にいて彼氏で笑うことはない。逆に言えば結婚には向いてるのかと思いますよね。
藤本美貴
藤本さんは、恋愛関係において「男性が女性を楽しませるのが当たり前」という前提そのものを否定します。結婚生活においては、面白さや楽しさだけでなく、優しさや尽くし、安定性の方が重要になる場面が多いと指摘します。子供が生まれれば、子供を通じて新たな喜びも生まれるため、恋愛初期の「楽しさ」だけを基準にパートナーを選ぶことの危うさを説いています。
「お前が詰まるようにしたのか」――受け身の姿勢への問い
私あれ思うのよ。だか女の子でデート行ってきたんですよつって。全然話つまんなくてすごいいう人、女の子でいるん。私はちょっと待てと。お前は詰まるようにしたのかと。なんで楽しくさせてもらう大前提なんだっていうことですよ。
藤本美貴
デートで会話が盛り上がらなかったことを相手のせいにする女性に対し、藤本さんは「自分が沈黙を招いていないか」「楽しませてもらうことを前提にしていないか」と問い返します。関係性は片方の努力だけで成り立つものではなく、互いが歩み寄り、場を作ろうとする姿勢があって初めて成立するものだという視点です。
「お互いが頑張って初めて付き合うわけじゃないですか」
私やっぱこうお互いが頑張って初めて付き合う訳じゃないですか。男だけが頑張るっていうのも違うと思うの。私相手がつまんないんだったら楽しくさせる努力をしたのかっていうところです。
藤本美貴
「男性だけが頑張る」のでも「女性だけが我慢する」のでもなく、双方が関係を良くしようと努力するからこそ、パートナーシップは深まる。相手がつまらないと感じたとき、不満を漏らす前に自分から働きかけたかを振り返ること。その自律的な態度こそが、長く続く関係の土台になると藤本さんは説きます。
「楽しくさせてもらう」という受け身の期待を手放し、自ら関係を育てる主体者になる。そのシンプルで力強い言葉は、恋愛に限らず、あらゆる人間関係における対等さと責任のあり方を問いかけています。