サッカー選手として世界で戦い続けてきた本田圭佑氏。彼の言葉には、夢を追う過程で避けられない「周囲の声」とどう向き合うか、そして「諦めること」の意味を再定義する視点が込められている。
邪魔をする声は、家族を含めて必ず現れる
「夢を叶えていく途中でやっぱり邪魔をしてくる人間は家族含めていっぱいいます。でもこの邪魔をケ散らせないようでは夢は叶えられないよということなんです。」
本田圭佑
夢に向かう道のりで、応援だけでなく「邪魔」や「反対」の声が上がるのは自然なことだ。身近な存在である家族からであっても、その声に振り回されず「ケ散らす(払いのける)」強さがなければ、夢を実現することは難しい。これは単なる精神論ではなく、現実的なプロセスとしての覚悟を問う言葉である。
挫折のたびに「ほらね」と言う周囲への対処
「挫折するたびに周りはほらねって言います。だから言ったやんって言います。やめとけよって言ったやんて。それに屈するようではさっさと諦めた方がいいと思います。」
本田圭佑
失敗や挫折の瞬間、周囲は「だから言っただろう」と正当化したがる。その声に屈して動揺するなら、早々に諦めた方が潔い――厳しくも現実的な判断基準だ。ここで重要なのは、外部の評価ではなく「自分自身に問う」姿勢である。
自分に問うべき唯一の質問
「なので自分に聞くべきです。自分の胸に夢を叶える覚悟がまだあるのかどうかを聞く。で、それにイエスならそれに反論するべきです。」
本田圭佑
「まだ覚悟があるか」と自分の胸に問い、答えが「イエス」なら、周囲の雑音に反論し続ければよい。迷いのない自己確認こそが、進み続けるためのエンジンになる。
「やめる」こともまた、立派な選択肢だ
「それに答えられる自信がないのであれば、もしかしたらやめるという選択も僕は悪いことだと思えばサッカーだとしたらサッカーだけじゃないし、自分の進むべき道一方じゃないです。無理やと思ったら別にやめるのも勇気です。それも大事なことです。全然悪いことじゃない。」
本田圭佑
覚悟が揺らぐなら、「やめる」という決断もまた勇気であり、決してネガティブなものではない。一つの道に固執せず、広い世界を見渡せば別の幸せがある。実際に、方向転換して充実した人生を歩む人を数多く見てきたからこそ言える言葉だ。
大人が知る「いろんな世界」の存在
「本当いろんな世界があるし、もっといろんな世界を見て欲しいし、だからこそ僕は大人になっていろんな世界を知ってるからこそいろんな夢ができてるんで。」
本田圭佑
経験を重ね、視野が広がれば、夢の形も変わっていく。今追っている夢が唯一の正解ではないと知ることは、焦りや執着から自分を解放するきっかけになる。
問い続けることが、道を決める
「なのでその道に進み続けたいのかどうかは自分自身に聞くことかなと思いますね。」
本田圭佑
続けるか、やめるか。どちらの選択も正解であり、間違いでもない。大切なのは、他人の声ではなく「自分自身に問い続けること」だ。その問いかけの先に、それぞれの納得いく人生がある。