動画タイトル:[Tsuruno Takeshi] Parenting = Men's home training #Quotes #Quotes
チャンネル名:momotarou19_information
公開日:不明
「イクメン」という言葉に違和感を抱いた理由
タレントの鶴野剛士さんは、育児休業を取得した動機について「妻を手伝いたくて」と語る。しかし、その根底には「自分にとってはまず夫婦関係が基本」という確固たる順位付けがあった。世間で「イクメン」という言葉が持て囃される一方で、「なぜ『イクママ』という言葉がないのか」という素朴な疑問を呈する。子供ができた男性が育児に関わるのは「別に当たり前」であり、社会があたかも義務のように育休取得を迫り、取得率の数字だけを喜ぶ風潮に対して、「育休の本質みたいなところがすっ飛ばされた数字だけの育休は僕意味ないと思ってるんですよ」と一刀両断する。
家事ができない父親が家に入れば「長男が一人増えるだけ」
家事ができないパパがお家の中に入ってきたら長男が1人増えたママが大変なだけなんですよ。じゃあ育休なんかしないで社会にいてくれよって思っちゃうママが世の中にいっぱいいるの。
鶴野剛士
この言葉は、育休取得そのものが目的化している現状への鋭い指摘だ。家事・育児のスキルも覚悟もないまま家庭に入れば、パートナーの負担を増やすだけになる。現場の母親たちが抱く「いてくれない方がまし」という本音は、制度設計や啓発キャンペーンでは決して見えてこないリアリティを持つ。
育休とは「男の家庭訓練」である
育休っていうのはもうお家の中にもう1人理解者を増やす男の家庭訓練をするもう大切な期間なんですよ。これは家族の思い出作りでも家族と一緒の楽しい休暇でも何でもない。もうある程度最初自分が家事ができなかった、ま、パパかそこで家事を勉強してママがどんな気持ちなのかってことを知る機会なん
鶴野剛士
鶴野さんは育休を「家族の思い出作り」でも「楽しい休暇」でもなく、「男の家庭訓練」と定義する。家事ができなかった自分が家事を学び、パートナーが日々どのような気持ちで家庭を回していたかを肌で知る期間。そこを経て初めて、家庭内に「もう一人の理解者」が生まれる。このプロセスをすっ飛ばして「育休を取った」という事実だけが独り歩きすることへの危機感が、冒頭の「数字だけの育休は意味ない」という言葉の重みを支えている。
理解者を増やすための通過儀礼としての育休
鶴野さんの視点は、育休を「権利」や「福利厚生」としてではなく、パートナーシップを対等なものに作り直すための「訓練期間」として位置づけ直す。家事・育児の分担が形だけでなく、互いの負担感覚を共有できる関係性へと深まるかどうか。その分岐点が、男性が家庭の中でどれだけ「無力さ」を自覚し、学び直せるかにかかっていることを、淡々とした語り口で示している。