ソフトも上がっているのは、eショップ終了と「3DSでしか再現できない操作」
本体だけでなく、ソフトの中古価格も全体的に上がっています。2023年3月に3DS向けeショップが終了したことで、ダウンロード版の新規購入ができなくなり、物理ソフトの需要が高まりました。特に、下画面に地図を書き込む『世界樹の迷宮』シリーズのように、2画面とタッチ操作を前提にしたタイトルは、他機種への移植で同じ体験を再現しにくく、現物ソフトの価値が上がりやすくなります。
また、末期に発売された出荷数の少ないソフトや、シリーズファン向けの作品はコレクター需要も重なります。中古市場では、メトロイド サムスリターンズや忍者じゃじゃ丸くん 桜姫と火の秘密などが7,000円から1万円を超える例も見られます。すべてのソフトが高いわけではありませんが、相場全体が底上げされている印象です。
今から3DSで遊ぶなら、最初に「何を遊びたいか」を決める
高騰した後期モデルを買う前に、まず遊びたいソフトを具体的に決めるのが現実的です。New 3DS専用タイトルや、Cスティックを使うゲーム、amiiboを読み込む予定があるなら後期モデルが必要になります。一方、通常の3DSソフトやDSソフトだけを遊ぶなら、旧型の3DSや2DSでも十分な場合があります。旧型は後期モデルより安く手に入ることが多く、予算を抑えたいときの選択肢になります。
中古で本体を買うときは、次の点を確認しておくと失敗が少なくなります。
- 上下画面の黄ばみやドット抜け、タッチパネルの反応
- ヒンジのぐらつきや、折りたたみ時の異音
- バッテリーの持ちと、充電端子の接触
- SDカードの有無と、本体初期化の状態
- 付属のタッチペンやACアダプターの有無
価格は店舗やフリマアプリで変動するため、複数の出品を比較してから決めるのがおすすめです。New 3DS LLは中古で2万円を超えることが多く、新品に近い状態では5万円近い値が付くこともあります。どうしても後期モデルにこだわらないのであれば、New 2DS LLや旧3DSも含めて検討すると、同じソフトを遊ぶための負担を減らせます。
3DSでしか味わえない体験は、今も一部で続いている
高騰の背景には、Switchにはない3DS独自の機能への再評価もあります。すれ違い通信を楽しむファン主催の集まりが国内外で開かれ、動くメモ帳3Dの作品をSNSに投稿する人もいます。3Dカメラの独特な写真や、着せ替えプレートで自分好みに変えられる楽しさは、後継機では味わえません。
ただし、こうしたイベントは任天堂公式ではなく、地域や時期によって参加できる機会は限られます。コレクション目的でなく、実際に遊ぶために本体を探すなら、まず手持ちのソフトや遊びたいタイトルを基準に選ぶのが無難です。3DSでしか遊べない作品に絞ってから、必要な本体のグレードと予算を決めると、高騰した市場でも落ち着いて判断できます。