実家で親から渡された通帳。中身はお年玉や入学祝いが積み上がった 100万円 でした。「せっかくだから休日の足になる車でも買おうかな」とディーラーを訪れたものの、ショールームの壁に貼られた一枚のポスターが目に留まります。「事実。お金持ちになれる人となれない人の決定的な違い」。その言葉が、100万円の使い道を考え直すきっかけになりました。
「資産」の定義を知る——お金を運んでくれるものだけ
お金持ちになれる人とそうでない人の分かれ目は、お金の使い方 にあります。結論から言えば、お金持ちは 「資産を買うこと」を最優先 し、それ以外の人は 「消費・浪費」を最優先 するのです。
では「資産」とは何か。このチャンネルでは 「自分の財布にお金を運んでくれるもの」 と定義しています。具体的には次の4つの所得を生み出すものです。
- 給与所得:労働の対価(今回は「働かなくても入るもの」に焦点を当てるため除外)
- 事業所得:ビジネスの利益
- 不動産所得:家賃収入
- 配当・利子所得:株式の配当金、債券の利息
これらを生むもの──株式、高配当株、債券、賃貸不動産、利益を出すビジネス──が資産です。共通しているのは プラスのキャッシュフロー(現金の流入)を発生させる 点です。
「マイホームは資産か?」という問いには、世界的ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』でも「資産ではない」と答えられます。マイホーム自体は一切収入を生まないからです。住宅ローンを払い続ける間は負債として機能します。
補足として 譲渡所得(キャピタルゲイン)──株式や不動産を売却して得る差益──は「極めるべき所得」に含めていません。理由は二つ:①売ってしまえば以降の収入が途絶える(金の卵を産む鶏を手放す)、②トレードで勝ち続けるのは難しい、という点です。まずは 安定的・継続的にお金を運んでくれるもの を資産として認識しておきましょう。
お金持ちと普通の人の「買う順番」の違い
同じ 100万円の貯金があり、3万円の時計が欲しいとしたとき、二人の思考はこう分かれます。
- Aさん:「100万円もあるし、3万円くらい買えるよな」→ そのまま現金で購入。手元に残るのは時計だけ。
- Bさん:「まず3万円の資産収入を得られるよう資産を買おう。100万円分のファンドを買えば年3万円の配当・利息が入る。その3万円で時計を買えば、100万円のファンドも時計も両方手元に残る」
買う順番を変えただけで、「資産に物を買わせる」 という発想が生まれます。お金持ちになれる人は、家賃収入を得るための不動産、配当・利息を得るための株式・債券、ビジネスを作るための人・モノ・情報を 最優先で買い、溢れた分で自分の消費・浪費をまかないます。一方、多くの人は無意識に「駐車場代・ガソリン代・車検・住宅ローン・保険料・洋服・クレカ請求」といった 他人への支払いを優先する生活 に陥っています。
「資産だと思って負債を買う」罠を避ける
「資産を買おう」という発想があっても、何が資産かを理解していない と逆効果です。知り合いには「これが資産だ」とマイホームを買い、純粋な金銭面では負債を抱えてしまった人もいます。他にも:
- ビジネス起業のための高額情報商材を買って 1円も生み出せなかった
- 怪しいビジネス(和牛商法など)に出資してしまった
- 新築ワンルーム投資やぼったくりファンドで資金を失った
これらはすべて 「資産になると勘違いして負債を買った」 例です。何が真の資産かを見極める力こそが、経済的な差を生む根本原因になります。
まずは小さく「資産に物を買わせる」体験を
「わかったつもり」で終わらせないために、実際に行動しましょう。学習内容の定着率は「読んで10%、聞いて20%」ですが、「自分でやってみたことは90%」定着するという研究結果があります。ハードルを下げて、少額でも「資産からの利益で何かを買う」成功体験 を積みます。
誰でもできる 4ステップ を提案します。
- 目標設定:「年1万円の資産収入を得て、年1回ディズニーランドに行く」でもOK
- 貯蓄:その目標額が得られる元手(例:3%利回りなら約30万円)をまず貯める
- 投資:貯まったら真の資産(インデックスファンド、高配当株、債券など)を買う
- 回収:実際に得られた1万円を引き出してディズニーで遊ぶ
この一連の流れを小さく完結させると、「資産にお金を稼がせる」感覚が腹落ちします。そこから不動産投資、ビジネス立ち上げ、株式投資の規模拡大へとステップアップしていけば良いのです。
おわりに——「資産優先」の意識を今日から
お金持ちと普通の人の決定的な違いは、お金を受け取った瞬間に「まず何に使うか」の優先順位 にあります。お金の悩みや不安を少しでも減らしたいなら、「資産を最優先で買う」意識を身につけ、小さな成功体験を積むこと から始めてみてください。過去動画では具体的な資産の選び方も解説しています。まずはコンビニのアイス一個でも構いません。「自分の資産が買ってくれた」という体験が、あなたのお金との関係を確実に変えていきます。一歩ずつ、着実に進んでいきましょう。