リーダーが得をしてはいけない理由――小籔千豊の言葉
リーダーシップ

リーダーが得をしてはいけない理由――小籔千豊の言葉

読了目安:約2分
文字サイズ

お笑い芸人であり、劇団「吉本新喜劇」の座長も務める小籔千豊氏が、リーダーの在り方について語った言葉がある。「リーダーが一番得をしてはいけない」――この一見厳しい言葉の裏には、組織を動かす者の本質的な責任が込められている。

「得をしていると思われたら終わり」

「リーダーが一番得をしてはいけない。やし得してると思われたら終わり。」

小籔千豊

目標を掲げ、「あれに行くぞ」とメンバーを引っ張る立場にあるからこそ、成果の分配において自分を優先してはならない。リーダーが利益や評価を独占していると見られた瞬間、信頼は崩れ、誰もついてこなくなる。それが小籔氏の経験則だ。

達成の瞬間、「みんなでやりました」と言えるか

「目標達成した時に『本当にこの目標達成させるためには色々あったんですけど』とか言い出したら、もう終わりだ。自分が一番やった、周りにも手伝ってもらってできた『みんなでやりました』これしかない。」

小籔千豊

苦労話を持ち出して自分の貢献を強調するのではなく、手柄は全員のものとして返す。このマインドを常に持たなければ、以下のような「最悪のリーダー」になりかねないと警鐘を鳴らす。

  • 部下の手柄を自分の手柄にする
  • 部下のミスは部下のせい、自分のミスも部下のせいにする
  • 成果を出したメンバーの横から「僕が言ったからだ」と嘘で横取りする
  • 自分が失敗しそうになると「僕は関係ない」と逃げる

「真ん中にいるにふさわしいしんどいこと」をやる

「一番しんどくなくてもいいのかわからんけど、『あの人は真ん中でおるにふさわしいぐらいのしんどいことやってんな』と思ってもらわんかんな。誰もついてけんような気がします。」

小籔千豊

リーダーが特別な報酬を得るために存在するのではない。誰よりも厳しい局面を引き受け、責任を背負うからこそ、メンバーは「この人の後ろを歩こう」と思う。損得勘定を超えた覚悟こそが、人を動かす唯一の資格なのかもしれない。

手柄は下へ、責任は自分へ。その徹底こそが、組織を支える静かな強さになる。

シェアする

気になる記事から、別の視点も見つけてみませんか。

【名言】無表情の休日——心に響く一言
メンタルヘルス

【名言】無表情の休日——心に響く一言

無理に笑おうとしてはいけない。心が動かない時は表情の筋肉すら休ませてあげればいい。無表情で何も感じずただぼっと過ごす時間はすり切れた心を修理するための大切な休息なのだ。 感情が麻痺していると感じるとき、無理に笑顔を作ろうと自分を責めていませんか? この言葉は、無表情でいること自体が心のメンテナンスに...

記事を読む
仲里依紗が語る「求めすぎない」関係の在り方
人間関係

仲里依紗が語る「求めすぎない」関係の在り方

女優の仲里依紗さんが、パートナーや他人との関係で悩む際の指針となる言葉を残しています。喧嘩を避けて思いを伝える方法を問われた際、彼女が辿り着いた答えは「諦める」「認め合う」「求めすぎない」という三つの姿勢でした。 喧嘩を前提にした現実的な関係観 「喧嘩にならずに」と思っても、これまで喧嘩し尽くしてきた...

記事を読む
【名言】いつかという日は来ない——心に響く一言
自己成長

【名言】いつかという日は来ない——心に響く一言

「いつかという日は来ない。あるのは永遠に続く今という一瞬の連続。この一呼吸をこの一方全例で目で出ることそれこそが迷いき人生を開くの正解だ」 背景・文脈 この言葉は、未来への備えや計画に追われるあまり、今日という一日を「通り過ぎるだけの時間」にしてしまいがちな現代人に向けられたメッセージです。将来の貯蓄...

記事を読む
【名言】日常を味わう贅沢——心に響く一言
生き方・マインドフルネス

【名言】日常を味わう贅沢——心に響く一言

噛みしめる一口の米、肌を撫でる風の温度。五感を研ぎ澄ませば、特別なことがなくても人生はこれほどまでに鮮やかで愛おしい。幸せは遠くの成功ではなく、今この瞬間の感覚の中にあります。 背景・文脈 この言葉は、忙しい日々の中で見落としがちな「今ここ」の感覚に立ち返ることを促します。現代社会では達成や成果ばかり...

記事を読む

気になるテーマを、次も。

フォローしたテーマの新着記事をホームに表示します。登録は不要です。