本気になれないのは弱さではない
何かをやろうと思ってもすぐに挫折し、情熱が失せてしまう。この状態を「意思が弱い」「根性がない」と片付けるのは誤りだ。人間にとって本気で取り組もうとすると同時に、自分自身にブレーキをかける仕組みが働くのは、怠け心よりも極めて根本的な、体と心を守るための防衛機能である。
ブレーキとしての自己防衛
本気で向き合おうとした瞬間に現れる抵抗は、自分を壊さないための安全装置だ。100%の力を常に発揮し続ければ、心身は壊れてしまう。だからこそ、無意識のうちに出力を抑える制御が働く。
100%を出し続けることのリスク
全力で生き続けることは現実的ではない。ほとんどの人は100%を持続できず、無理に続ければ破綻する。しかし、持っている身体能力や精神能力をあまりに使わなさすぎるのもまた良くない。
使わなさすぎることの弊害
せっかく備わっている機能が錆びついてしまえば、いざという時に力を発揮できなくなる。適度な負荷をかけ、機能を維持することが必要だ。
自分の100%を知ることの意味
自分がどこまで出せるのか、その限界を知っておくことは非常に大切だ。限界を把握していれば、無理のない範囲で最大限の力を引き出し、持続可能な形で本気と向き合える。
おわりに
本気になれない自分を責めるのではなく、その背景にある防衛機能を理解し、自分の100%を知ることから始めてみてほしい。そこから、無理なく継続できる真剣さが見えてくる。