何かを長く続けていると、ある程度の成果が出たタイミングで「そろそろペースを落としてもいいのでは」と考えることがあります。11ヶ月で登録者10万人に達したチャンネルが示したのは、更新頻度を維持したまま、新しい挑戦を別の場所で始めるという判断でした。この選択から、試行錯誤を続けながら負担を増やしすぎない方法を考えます。
成果のあとにペースを落とさなかった理由
このチャンネルは、今後も週4回の更新を確実に続けるとしています。当初は更新のペースを落とすことも考えたそうですが、素人として高速でPDCAを回すには、更新頻度を保つことが基本だと判断しました。
背景には、まだ投稿の当たり外れが大きいという現状があります。何が受け入れられるのかを掴むまでは、試す回数を減らせない。頻度を下げると、改善の手応えを得るまでに時間がかかり、途中でやめてしまう可能性も高まります。
これはブログやSNSの発信にも通じます。習慣化の途中で負荷を下げすぎると、反応を見る機会が減り、自分に合う形を見つける前に飽きてしまうことがあります。更新頻度を保つのは、単に量をこなすためではなく、判断材料を集めるための手段です。
更新頻度を保つときに気をつけたいのは、数字だけを守って内容が雑になることです。たとえば、次のような点をあらかじめ決めておくと負担が減ります。
- 最低限の頻度を数字で決める(週4回など)
- 反応が悪いときも頻度だけは守り、内容や切り口を変える
- 体調や生活の変化に合わせて一時的に下げる余地を残す
新しい挑戦を「別の場所」で始める
一方で、このチャンネルは新しいことにも時間を使いたいと考えています。具体的には、ユーモアを鍛えるために別のチャンネルを立ち上げ、そこで試行錯誤する方針です。既存のチャンネルを休むのではなく、実験の場を分けることで、本筋の更新を止めずに新しい力を身につけようとしています。
この方法は、今ある読者や視聴者に合わない内容を無理に混ぜずに済む点で負担が少なくなります。たとえば、真面目な解説が中心のブログで急に冗談を増やすと、これまでの読者が離れてしまうかもしれません。別のアカウントやノートで試せば、反応が悪くても本筋への影響を抑えられます。
実験の場を分けるときに決めておきたいのは、次のような点です。
- 本筋で変えない部分を一つ決める
- 実験の目的(ユーモアを鍛えるなど)を一つに絞る
- 途中でやめる条件や報告のタイミングを決めておく
ただし、実験の場を分けると、新しい挑戦の反応が本筋の読者に届きにくくなる面もあります。同じ場所で少しずつ混ぜた方が、既存の読者の変化を見やすい場合もあるため、どちらが合うかは発信の目的によります。
方向転換は「厳しい指摘」から始まった
このチャンネルは、最初はネガティブな社会の解説が多かったといいます。しかし「救いがない」というコメントを受けて、社会のためになる内容へと方向を変えました。すべての意見に従う必要はありませんが、自分の発信がどう受け取られているかを知るきっかけになったことは確かです。
同時に、そのコメントをした人をブロックしたとも語っています。これは、受け入れる指摘と距離を置く指摘を分けている例です。発信を続けるうえで、すべての声に応えようとすると軸がぶれます。方向性を変える判断と、関わる相手を選ぶ判断は別のこととして扱うと、負担が減ります。
合わない場合の代案
更新頻度を維持する判断は、まだ試行錯誤の段階にあるときに有効です。すでに自分なりの型が固まっていて、反応も安定しているなら、頻度を落として一つひとつの質を高める方が合うこともあります。
新しい挑戦を別の場所で始める方法は、本筋を崩したくない場合に向きます。逆に、既存の読者に新しい面を見せたいときは、同じ場所で少しずつ混ぜる方が自然です。
大切なのは、更新を続けることと新しい挑戦を同時に抱え込まないことです。週4回の更新を保ちながら別チャンネルを始めるのは、時間と体力に余裕がある場合の選択です。忙しい時期は、更新頻度を一時的に下げるか、実験を後回しにする方が長続きします。
長く続けるための判断材料
10万人という区切りで、更新を続けながら新しい挑戦を始める判断は、成果のあとにも立ち止まらず、しかし無理に混ぜないというバランスを示しています。長く続けるには、試行回数を保つことと、実験の場所を分けることが一つの方法になります。自分の状況に合わせて、最低限続ける頻度と挑戦の場を決めてみてください。