部屋の明るさはどうすればいい?
結論:できるだけ暗く、低い位置の明かりだけを使います。夜中に天井の強い照明をつけると、脳が昼だと勘違いし、眠気を誘うホルモンの分泌が止まることがあります。青白い光よりも、温かみのあるオレンジ色の光のほうが脳を刺激しにくいと言われています。
夜中に起きたら、足元を照らす小さな間接照明だけを使い、部屋全体を明るくしないようにします。起きてから布団に戻るまでの数分間だけに留めると、再び眠りに入りやすくなる人もいます。電球を替える程度の費用で済むことが多く、特別な道具は必要ありません。足元が不安な方は、安全を優先して転倒に注意してください。
布団の中で焦るとき、呼吸はどう整える?
結論:息を吸うことより、ゆっくり長く吐くことに意識を向けます。眠らなければと思うほど体は緊張し、心臓が速くなります。息を細く長く吐き出すと、心拍が少しずつ落ち着き、体の力が抜けて再び眠りの波に乗りやすくなると考えられています。
具体的には、鼻から3秒ほどかけて息を吸い、口から8秒ほどかけて細く長く吐きます。これを5分から10分ほど続けます。力んで深呼吸をする必要はなく、肩や胸の余分な力を布団に預けるつもりで行うと良いでしょう。費用は0円で、道具もいりません。呼吸の工夫は補助的なもので、眠れない状態が長く続く場合は専門家への相談も検討してください。
温かい飲み物は夜中に飲んでもいい?
結論:白湯など温かい飲み物を少量、ゆっくり飲むと体が温まり、緊張が緩みます。夜中に目が覚めたら、台所でお湯を沸かし、マグカップ1杯150mlほどを用意します。ふーと息を吹きかけながら飲める温度にし、5分ほどかけて一口ずつ味わうように飲みます。
温かい水分が体の内側から巡りを良くし、冷えによる緊張を和らげます。夜間に失われがちな水分を補う意味もあります。ただし熱すぎるものは食道に負担をかけるため注意が必要です。トイレが近い方は量を調整してください。1杯あたりの費用は水道代と電気代だけでおよそ1円ほどです。
考え事が止まらないときはどうする?
結論:頭の中の思いを紙に書き出します。暗い部屋で一人で横になっていると、小さな心配事でも何倍にも大きく感じられます。考えをそのままにしておくと脳が興奮し、眠りを妨げる原因になります。ベッドからそっと起き、枕元に置いたノートに思いをすべて書き出してみましょう。
書く内容は箇条書きで十分です。書くことで「今は考えなくていいことだ」と脳が納得し、気持ちが落ち着きやすくなります。書き終えたら布団に戻ります。強い不安や気分の落ち込みが続く場合は、医療機関や相談窓口を頼ってください。
夜中に目が覚めたときは、無理に眠ろうとせず、時計を見ない、明かりを暗くする、呼吸を整える、温かい飲み物を飲む、考えを書き出すという5つの工夫を試してみてください。どれも今日から始められるものばかりです。効果には個人差があり、持病や服薬中の方は医師や薬剤師に相談しながら、自分に合う方法を見つけてください。